滅んでく。32 ページ33
Aside※めちゃくちゃシリアス入ってます
家族だけはどうか
そういえば
救われた?
情だけで明日が開かれた?
確かなものに触れた?
アイツらだけはどうか
助かった?
命だけはどうか
生かされた?
今更なにができるっていうんだ?
あれ、私はどうなった?
今までの全ては全部夢だったのか?
そんな筈がない。
どこなんだここは。
病室?……なぜ?どういうことだ。
?「目を覚ましたのね」
あ、誰?………知ってる…この声…
カーテンの向こうに誰がいるか分かる。
母「私、貴方が『飛び降りた』って聞いて、物
凄く驚いたのよ。それと同時に酷く悲しみが込
み上げてきたわ。」
A「お母さん?………」
母「なぜ飛び降りるなんてことしたの?」
それは………
A「逃げ出したかったから。」
母「……………。何から?」
A「世界から」
母「!!」
母はとても悲しい顔をした。
当然だ。
私は話していなかった。
私は小学生の頃から気味悪がられていた。
オッドアイだった。
たったそれだけの理由。
たったそれだけ。
そして、中学三年生の秋、事件は起きた。
女「きゃあああ!Aさんがカッターで…」
男「最低だな」
同級生のあの視線
教師「なんでこんなことをしたんだ。」
何もしてくれない。
何も役に立たない教師達。
放課後水をかけられた。
靴には針があった。
ある時はムカデがいれられていることなんかが
あった。
なぜ。なぜ。
私はこんな苦しくて狭い世界に戻ってきてしま
ったのか。
A「…………ふざけるな」
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琉亜 - 依存しそうこれからもファイトっす (2023年2月24日 4時) (レス) @page45 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
鮭大根大好き - 好きです好きです好きです好きです更新頑張ってください! (2020年12月2日 21時) (レス) id: 206c89cdd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱんこっぺ | 作成日時:2020年4月17日 13時