先生、助けてください。(切実)

６冊目 ページ7

太宰side

彼女は私の名前を聞いた瞬間涙を流した。

正直とても驚いた。

なぜ、名前を聞いて、涙を流したのだろうか

『ち、違うんです………その、なぜか、知り合いを思い出しまして……』

知り合い………ねぇ………………

太宰「２人共、ついて来たまえ。何が食べたい？」

敦「はぁ………あの、茶漬けが食べたいです」

太宰「はっはっはっ！餓死寸前の少年が茶漬けを所望か！！」

『確かに意外と餓死寸前に茶漬けはありませんよね………あれ？でも餓死寸前の方がまず少ないか』

そのとおり。
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Aside

国木田「おい太宰、早く仕事に戻るぞ。仕事中に突然「良い川だね」とか云いながら川に飛び込む奴がいるか！おかげで見ろ！予定が大幅に遅れてしまった」

そんな人、普通いないよ

太宰「国木田君は相変わらず予定表が好きだねぇ」

国木田「これは予定表では無い！理想だ！我が人生の道標だ！そしてこれには＿＿仕事の相方が自 殺マニアとは書いていない！！」

いや、めちゃくちゃ短気ですね

それより………理想、ねぇ…

『だってねぇ、理想は食べられませんものを！……だったっけ』ボソッ

国木田「当たり前だ」

いや、ヌッと現れてきて今、心臓がっ……

それより、

『え、今の聞いてたんですか』

国木田「聞こえとったぞ。」

『じゃあ聞かなかったことにしといてください』笑

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