【wrwrd】一人ぼっち。【軍パロ】

意思 ページ4

週に1度の休日以外、私が何をしているか。

それはたくさんの英才教育。

知識や、できることが増えるのは凄く嬉しい。

今までたくさんのことを教えてもらった。

基礎的な国語、数学、地理、歴史に加え世界史、政治、医療、礼儀作法、護身術など。

国交パーティーや、他国への外交についていったりして、実践的な学習もしている。

まだまだ、未熟ではあるが一応全ての学習は終え、あとは極めるのみ。

私もいつか、この国の王族を、この国を支える日が来る。

そんな誇らしいことはない。必ず期待に添ってみせる。

アストライアの誇りにかけて。


そんなある日。
それは夜、深夜のことだった。
眠っていると、母に起こされ目を開けた。


『おかあ…さん？どうしたの？』

母「A、起きて！！早く！！！」


いつもは、温厚で大きな声を出すことの少ない母が、必死に言う。

その様子に、ただならぬことが起きているのだと察した。


『なにかあったの…!?』

ﾊﾞﾝｯ


母にそう訪ねたとたん、部屋の扉が勢いよく開いた。


『お、お父さん…!?どうしたの…!?なにが起きて…』

父「戦争だ。トルマチ帝国が、奇襲を仕掛けてきた。

前々から我が国を狙っていたらしく、軍は半壊状態。

国民も半分は避難が完了している状態だ、早く逃げなさい！！」

『う、嘘…トルマチ帝国との関係は良好だったはず…！！
来週には、不可侵結んで国交も盛んになるんじゃなかったの!?』

父「ああ、そのはずだった！…裏切られたんだ。とにかく今は避難だ。

早く地下通路まで行くぞ。」

母「ほら、荷物まとめておいたから、持って。行くわよ。」


私達三人は、家の地下にある抜け道へと急いだ。

すると、地下への階段に差し掛かったところで家の玄関が壊された音がした。

地下へかけ降り、地下通路の鍵を開け通路を走る

…___ｶﾞｼｬﾝ


『…っえ？』


地下通路に入ったのは、私だけだった。

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