【銀魂】真選組のか弱いお姫様 (ページ6)

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お姫様5 ページ6

近藤side

あれは3年前。とても寒い冬の日だった___

俺は夜見回りをしていたんだ。すると路地裏の方から小さなくしゃみが聞こえたんだ

俺は気になりくしゃみの聞こえた方へ行った

そこにはまだ幼い女の子が居た

近藤「……お嬢ちゃんそこで何してるの…？」

貴「……えっと…………」

お嬢ちゃんはとても怯えてるようにみえた

近藤「大丈夫だよ？怖がらないで？お名前は？」

貴方「……西島…A……4歳……」

近藤「そうかそうか。Aちゃんだね。Aちゃんはここで何してるんだい？」

貴「……わかんない……何も……覚えてない…」

覚えてない……ん？Aちゃんの足元に手紙が………

『Aを見つけた親切な人へ
どうかAを大切に育ててやってください。この子はとてもいい子です。どうか、どうか幸せにしてやってください』

母親か…？
とりあえずこの子を放置は出来ない

近藤「Aちゃんおじさんと一緒においで」

貴「え……でも……」

近藤「大丈夫。一緒に行こう？」

貴「おじさん……優しいね」

近藤「君みたいな子には優しくするさ」

手を差し出した瞬間Aちゃんは倒れてしまった。額を触ると熱かった

俺はAちゃんを抱き上げ急いで屯所に戻った

戻るなり俺の部屋に行き布団を敷き寝かせた
そこにトシと総悟が来た

土方「近藤さん誰だ？そのガキ」

近藤「あぁ。路地裏で凍えていたんだ。……捨てられていたと言うのか……」

沖田「ひでぇ親だな」

近藤「この手紙が一緒にあったんだ」

土方「ん？……んな無責任な…」

近藤「なぁ。この子ここに置いてやれないか？」

沖田「置くって…こんな男しかいねぇ所にか？」

土方「冗談じゃねぇ。ここは施設じゃねぇんだ。こんな誰かもわかんねぇガキを置けるわけねぇだろ」

近藤「そうだけどよ…女中さんもいるし……こんな小さな子をほっとけないよ…責任は俺がとる！だから頼む！」

俺は頭を下げた

沖田「……近藤さんがそこまで言うなら俺は構いやせんぜ」

土方「……はぁ…俺は知らねぇからな」

近藤「ありがとう！」

この日からAちゃんはここに住むことになった