【銀魂】真選組のか弱いお姫様 (ページ27)

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お姫様22 ページ27

土方side

俺が説教をしようとしたら近藤さんが怒鳴った。Aにめったに怒らない近藤さんが。

貴「……ひっ……だって……泣」

近藤「泣けばいいってわけじゃないだろ。最初からトシの部屋で大人しく寝てればこんなに風邪も悪化しなかったものを。危なかったんだぞ。お父さんはそんなわがままな子嫌いだぞ」

貴「うぅ……泣……だって……泣」

近藤「だってじゃわからん。ちゃんと理由を言ってくれ」

貴「……お父さん達ずっとお仕事いっぱいだった……だから絵をプレゼントしたかった……」

土方「絵？」

すると総悟が

沖田「これですかィ？物置小屋に落ちてやした」

貴「そう…これ……」

Aが受け取ったのは3枚の紙
そこにはそれぞれ顔が書いてあった

貴「お父さんの部屋から明日もお仕事行くって聞こえたら今描かなきゃって……泣……ごめんなさい……泣」

近藤「仕事？明日？俺ら行かないよ？」

貴「え……？」

仕事？あ、

土方「近藤さん、それ2番隊の奴らじゃ…」

貴「2番隊？じゃあお父さん達は？」

近藤「明日はずっと屯所にいるぞ？」

沖田「じゃあ俺らが明日居ないと思って急いで絵を描いてたってわけか」

貴「うん……」

近藤「そうだったのか……俺らのために……ありがとう。でもな？風邪引いてるに無理して肺炎起こしかけて辛くなるのはAなんだぞ？もちろん俺達だってAが苦しむのは見たくない」

貴「……はい。……ごめんなさい」

近藤「謝るのは俺じゃなくて誰にするんだ？」

近藤さんがそう言うと俺と総悟の方を見て

貴「トシ兄…総ちゃん……言うこと聞かなくてごめんなさい」

沖田「ん。よく謝れたな。もう脱走するんじゃねぇよ？」

土方「約束だならな？」

貴「うん！」

それからAは三日間くらい寝込んで風邪を治した。少し喘息をもってるいるため俺らや隊士達は以前よりさらに過保護になった