【銀魂】真選組のか弱いお姫様

お姫様21 ページ26

貴方side

なんとしてもお絵描きしなきゃ…
また怒られると思うけどパンダちゃんを総ちゃんの部屋に置いてきて私は庭にある物置小屋に来た

最近お父さんもトシ兄も総ちゃんもお仕事いっぱいだったから絵をプレゼントしたいの。あと明日また大きなお仕事があるってお父さんのお部屋から聞こえたから今描かなきゃダメなの

ｶｷｶｷ……
……
……

沖田「Aー！どこにいんでィ！出てこーい！」

総ちゃんの声だ……
お庭にも探しに来たんだ…

……
……
…………完成した……！

貴「ｹﾎｯｹﾎｯｹﾎｯ……苦し……ｹﾎｯｹﾎｯｹﾎｯ」

フラフラする……熱い……

ﾊﾟﾀｯ……
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沖田side

Aのやつどこに行きやがったんだ？

屯所中探しても見つからねェ……
ありえねぇかもしれねぇが庭もとりあえず探してみっか

沖田「Aー！どこにいんでィ！出てこーい！」

返事なしか……やっぱ中に居んのか？

もう一度中に戻ろうとした時

ﾊﾟﾀｯ……ｶﾞｼｬﾝｯ！

沖田「ん？Aかィ？」

物置小屋の方から音がしやがった

物置小屋に入ると……

沖田「A？！おい！大丈夫か？！」

貴「ﾊｧﾊｧ……ｹﾎｯｹﾎｯｹﾎｯ……ｹﾎｯ……」

真っ赤な顔でさっきよりも咳が酷くなって倒れていた。すごくぐったりしている

急いで部屋に連れていき土方さんと近藤さんを呼んで来た。もちろん医者も呼んだ

しばらくして医者が来てAを見ている

医者「風邪が悪化して肺炎を起こしかけてました。あとちょっと遅かったら危険でしたよ。あと元々少し喘息をもっていたようですよ」

近藤「そうですか……ありがとうございました」

医者はそのまま帰った

貴「んん……あれ……ここは……」

沖田「あ、起きた。俺の部屋ですぜ」

貴「総ちゃんの部屋……トシ兄…お父さん…」

土方「お前な、あれほど言ったのになんで「なんでちゃんと言うこと聞かなかったんだ！」近藤さん……」



静かな部屋にめったに怒らない近藤さんの怒鳴り声が響いた

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