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「ごめんなさい、初対面なのに抱きついたりして。」

「いや、構わねぇけどよ。
大丈夫か?」

「えぇ。」

目が腫れて痛い。

「ギルベルトー!」

後ろの方から、見知らぬ人の呼び声が聞こえた。

「何してんだー?
行こうぜー!」

彼はもう、別の人生を歩んでいる。

「おう、今行くー!」

ギルベルトが立ち上がって叫んだ。

それから、私に向き直って笑顔を見せた。

「気持ちってのは、あんまり溜め込まない方がいいぜ!」

私も笑顔を返した。

「そうね。
本当にそうだわ。
どうもありがとう。」

「おう。
じゃあな、A!」

ギルベルトは小走りしていった。

また、涙が出そうになる。

「なぁ!
やっぱ、俺様、Aに会ったことある気がするぜー!」

遠くから、声が聞こえた。

ドキリと緊張が体を駆け抜ける。

慌てて振り向く。

彼はもう、人混みに紛れて見えなくなっていた。

きっと、またいつか→←2



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設定タグ:ヘタリア , ギルベルト , プロイセン   
作品ジャンル:アニメ
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ぱんだ(プロフ) - 元素番号114番さん» お褒めに預かりありがとうございます!俺様プライベートコンサートを読んで衝撃を受けていると、フッと浮かんできたネタなんです笑。ネタが浮かばないなんて…いつも、小説を楽しく読ませて頂いてます。コメントありがとうございました! (2016年12月31日 12時) (レス) id: 06712e903e (このIDを非表示/違反報告)
元素番号114番 - こういう切ない感じの雰囲気大好きです!私もこんな小説書けたらいいのになあ…こういうふんわりした素敵なネタが思い付かないんですよ、私…(白目) (2016年12月31日 11時) (レス) id: a51dd1e98c (このIDを非表示/違反報告)
ぱんだ(プロフ) - 世界領さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです (2016年11月16日 23時) (レス) id: 2f4530456e (このIDを非表示/違反報告)
世界領 - 感動しました! (2016年11月1日 19時) (レス) id: 6844de10d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱんだ | 作成日時:2016年10月26日 0時

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