～シアワセノウタ～2(wrwrd) (ページ15)

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第十四話ページ15

『っ…』

魔法は親から受け継いだ。
だからこいつにも魔法があるのは分かる。
…治癒魔法はめんどくさい。
私の魔力が持つか…

「ハナニラ、弱くなったねぇ？」
『弱くない。私は悪魔でしょ？』
「んー？そうだねー。ハナニラは悪魔だからね～」
『…』

それくらいしってるさ

「ねえ、なんでハナニラはここまでして我々国を守ろうとするの？」
『！！』
「自国を潰されて、消されて、傷つけられたのに、どうして守ろうとするの？」
『…』
「なんのために？」
『お前に…お前みたいな屑には分からない！』

また攻撃を仕掛ける
簡単に治される
魔力はどんどん減っていく

「ほらほら。どんどん押されてるよ？」
『黙れ！！アル！！』
ar(アル)「ハナニラ、父親の名前を呼び捨てするとか…失礼とは思わないのかなっ！？」
『うるさいっ！！』

お前が嫌いだよ
私と同じで魔法を使えるのに、悪魔って呼ばれないでさ
子供を見捨ててさ
闇に落としてさ
本当に嫌いだよ
だから、さっさと消えて

『…しね』
ar「そんなこと言っちゃダメだよ～」
『うるさい！！』

本当にむかつく
うざったらしい
消えろ消えろ消えろ
早く、消えろ

『ナイフ・シャワー。ナイフよ振り注げ！』
ar「っ！広範囲で攻撃か…」
『そろそろ、終わりか？』
ar「…ははっ」
『？』

ar「まだまだだよ！！」