#たすけて。(リクエスト) / Tsukasa ページ17
ちょっとだけセンシティブです。頑張って書いたよ。
＿＿＿＿＿＿＿＿
「ん……？」
いつの間にか閉じていた目を開くと、目の前に彼氏の顔があった。
「うわ？！！？！」
しまった、つい大きな声を出してしまった。
恐る恐る顔を上げても、司先輩はまだ目を覚ましていない。
とりあえず離れよう。じゃないと、先輩が起きた時にまずいことになる。
…………あれ？動けない。動こうとしても、真後ろと左右にある壁が邪魔をしてくる。
もしや、小さい箱のようなものに閉じ込められている……？なんで？
……考えてもしょうがないか。
………とにかく……近い。近すぎる。
司先輩って…黙ってたらかっこいいのに。喋ったら可愛いが勝つんだよね。
そんなことを考えてしまったせいか、どんどん鼓動が早くなっていく。
息が荒くなって、体が熱く火照……ん？
イケメンを見ただけで体が火照るなんておかしい。
これはもしや…………恋？！
なんてことを考えていると、頭上から先輩の声が降り掛かってきた。
「…A？」
「…………はっ……?」
名前を呼ばれただけで、そんなに低くない先輩の声が頭に響いて、ゾクッとした。
ついさっきまであった謎の余裕が吹っ飛ぶ。
おかしい。絶対に何かがおかしい。そもそもこの状況がおかしいんだけど、いや私の体が1番おかしいのか？
「どうしたんだ、A？気分が悪いのか？」
「い、いえ、大丈夫です」
ごめん司先輩、私の心配をするより現在の状況を分析して欲しい。
あと事情は言えないけど、なるべく喋らないで欲しいです。頭に響くので。
「む、すまない……なら小さい声で喋ろう…………」
それはすごく助かる。……まずはここから出る方法を考えないと。
「…そうだな……」
「へっ……？！」
大きな声で喋らない代わりに、耳元で囁いてきた司先輩。
またしても変な声をあげてしまった。
「ど、どうしたんだ、A」
頭上から聞こえてきた焦燥の声に、私は慌てて首を振った。
「だい、じょうぶです、から！！司先輩ははやく……はやくでるほうほうを」
これはまずい。呂律が自然に回らなくなってきた。
お酒でも飲まされたのだろうか……？…誰に？
……それに、足が震え、
「A」
「……………あっ」
心配そうな先輩の声とあたたかい吐息。
それから、何故か額におとされたキスのリップ音が、脳に響く。
あ、いやだ、くる。
そう思ったのもつかの間、体が勝手にぶるりと大きく震えた。
ラッキーソング
ニジイロストーリーズ
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いちごぱんけーき。(プロフ) - ほほほほさん» ありがと(ﾊｧﾄ) (2021年8月21日 19時) (
レス) id: 4cb29a384a (このIDを非表示/違反報告)
ほほほほ(プロフ) - 素晴らしい(拍手) (2021年8月21日 13時) (レス) id: 447418676e (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱんけーき。(プロフ) - ほほほほさん» ありがとう嬉しい……酔ったことなかったから難しかったけど書いててとても楽しかったです…遅くなってごめんやで、、、またリクエストあったらお願いします今度は爆速で書く() (2021年8月20日 22時) (レス) id: 4cb29a384a (このIDを非表示/違反報告)
ほほほほ(プロフ) - え、な、最高…？な、え？と、え？青柳冬弥…青柳冬弥…？？？？青柳冬弥お酒…ひらがな冬弥…と…え、え？もう性癖にどストレートすぎてなんだろう口覆うのも覆った後の「……？」がすきだからすきで、いや酔ってる口調うまいやっぱり冬弥くんは最高ほほの相方天才 (2021年8月20日 22時) (レス) id: 447418676e (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱんけーき。(プロフ) - 夜桜サクヤさん» 逆ハーいつかは書いてみたかったんですよ…！！！刺さっていただけたようで(？？)よかったです！！！ (2021年8月2日 10時) (レス) id: 4cb29a384a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごぱんけーき。 | 作成日時：2021年6月9日 18時
