【青葉城西】俺らのマネは、イエスマン。２【HQ】

はい、が五十三回。及川side ページ11

探すこと2時間。

太陽が、傾き始めた。


焦ってくる。

A、どこにいるのっ…！？

お願い

どうか無事でいますように。


俺は何度も願いながら、走り出した。



「そう、だっ…！」



一旦止まって、Aの家に向かっていく。



もう一度お母さんに話を聞く。



「あの、どこかAが行きそうなとこ、ありませんかっ…！？」


怪訝そうな表情で、考え事をするその人。


「そう言われても…特に連れて行ったところ、
ないから…。あ、でも…。」


「どこか、ありますかっ…！？」


こちらをしっかり見つめて、告げた。




「一度だけ、休みの日に近くの遊園地に連れてったことが。そこ、ぐらいしか…。」




「ありがとうございますっ！行って見ます！」


俺は一礼すると、走りながら岩ちゃんに電話した。






「もしもし、岩ちゃん？！あのね、Aがいそうなとこ、あったよ！

全員にメールして、向かうように行って！！」








A、待ってて。

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