さようなら、お父さん ページ5
治side
父さんが、逝ってしまった。
母さんも、私が幼い頃に亡くなってしまったのに。
まだ小さい妙と新八を連れてどうして行ったらいいんだい？父さん…。
父さんとの思い出の場所だから、道場は手放さない。
でも、そのためにはお金もいる。
どうしたらいいんだ…。
最後に父さんが言った言葉。
「侍の刀は自分の魂に収めるもの」
私は父さんのように強くもないし、母さんのように優しいわけでもない。
私が人より優れているのは、異能も無くなった今は前世での知識だけ…。
ねえ、中也。
君はこういう時どうするの？
教えてよ。
君は今、何処にいるの？
生きていくために必要なものは、結局は金なんだ。
生き残るためには、稼ぐしかない。
別に、フィッツジェラルドの言うことに賛同するわけじゃない。
けど、まだ十代の私にできることはそれしかないんだ。
十代でもできて稼げる仕事…何かあるのかな。
前世ではもう森さんのところにいたし、なにをしたらいいのか検討もつかない。
治「あ…」
そういえば前世で敦くんに「ホストみたい」って言われたことがあったっけ…。
ホスト…ホスト、かぁ。
稼げそうだなあ。よし、それにしよう。
でも何処で働こう。
高天原は…ちょっとなぁ。
もっとこう、私のおかげで人気になりましたーみたいな感じが欲しいのだよね…。
売れてないホスト…何処かで見たような。
あ、思い出した。
カブキ町のはずれにある「譜凛譲好」って言うのがあったはず。
「譜凛嬢好」って書いて「プリンセス」って読むまるでヤンキーのような感性の店。
確かあそこはいい感じに売れてなかったはずだ。
よし、そこにしよう。
私は前世の影響もあってか年齢よりも年上に見られやすい。
悪く言えば老けてるってこのなのかな…そう考えたらショックだねえ。
でも好都合だ。
それで働けて人気が出たらとりあえず妙と新八を養っていけるだけの金は手に入るだろう。
善は急げ、思い立ったら吉日。
私は早速、書類をもらいにカブキ町に出かけたのであった。
治「…なんだいあの店は。胡散臭」
カブキ町の中である店を見つけた。
はやってなさそうな店。
あるスナックの上にあるその店の名前は「万事屋銀ちゃん」。
万事屋って何なんだろうねぇ。探偵社みたいなものかな？
この時の私は今から5年後…22歳の時。
この店で働くことになろうとは、夢にも思ってなかったのだ。
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雪華 - こちらこそすいませんでした。最新頑張って下さいね。 (2018年11月28日 20時) (
レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
カップ焼きそば - 雪華さん» 申し訳ございません。私はドラゴンボールとたくっちと言う物を全く知りません。なので書くことはできません。本当に申し訳ございません。 (2018年11月25日 9時) (レス) id: a2732f5b6f (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - お願いあるんだけど良いですかな?ドラゴンボール×たくっちのやみぃの恋愛短編集を作って貰いますかな?やみぃが悟空達の仲間でユートの双子の弟を設定で。たくっちのやみぃとユートが知らないなら検索して下さいね。 (2018年11月23日 18時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
カップ焼きそば - 涙さん» 本当ですか！？更新は遅くなるかもしれませんが頑張ります！ (2018年11月23日 17時) (レス) id: a2732f5b6f (このIDを非表示/違反報告)
涙 - スッゴくおもしろいです！！ 更新待ってます！ (2018年11月18日 21時) (レス) id: dbe950493b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カップ焼きそば | 作成日時：2018年7月8日 18時
