現状ランナウェイ3 ページ22
……目を覚ますと、天井が見えた。
私は…生きているようだった。
多少の痛みは感じられるが、先ほどよりも大幅しに痛みが減少していた。
…誰かが手当てをしてくれたのだろうか。
そういえば…琉斗はどうなったのだろう…
不意に、琉斗から貰った手紙のことを思い出す。
あの手紙には、何が書いてあるのだろうか…
ポケットから、手紙を取り出し、開く。
手紙には、思ってもいなかったことが書きつづられていた。
奈々美へ
誕生日おめでとう
いつも色々とごめん。…全然素直になれなくて…本当にごめん…
でも…少し素直になってみようと思うんだ…直接伝えるのは…恥ずかしくて言えないから、手紙の中で伝える
奈々美…好きだ。
なんでも一生懸命なところとか、礼儀正しいところ…女子力高いところ…全部好き…
…情けないオレだけど…命に代えてでも…きっと奈々美を守るよ。…だから…オレと付き合ってくれないか?
琉斗より
奈々美「っ琉…斗…っ」
あの時、琉斗は…私をかばうような状態になっていた…まさか…私のことを守ろうとして…?
だから…今、私は生きているのだろうか…
そう思っただけで、涙が次々と流れだした。
琉斗…あなたはどこかで、生きているの?
私と一緒に助けられたの?
…また会いたいよ…っ…
唐突に、ドアが開く。
奈々美「っ…!」
?「起きたんだ!!本当によかった!」
…部屋に入ってきたのは、まるで二次元の世界からやってきたのではないかと思うような服装をした、女の子だった。
奈々美「っ…あの!…私の隣で倒れてた男の子…その子は無事ですか…!?」
私は、琉斗が生きているのか…早く知りたかった
?「……うん、無事。息はあるよ…でも……まだ目を覚ましてなくて」
ー琉斗は生きている。
それだけで嬉しかった。
例え、今は起きていなくても、すぐに起きてくれるはずなんだから。
奈々美「…よかった…っ」
?「すぐに目…覚ますとおもうから!…あっ、そういえばまだこのこと話してなかった!ちょっと説明するね!」
少女は、自分のことと、ここについて説明してくれた。
少女は、火星人と地球人の間の子で、火星では、タエ、地球では、藤北紅葉というそうだ。
そして…ここは火星…
信じがたい話だが…全てが事実らしい。
紅葉「君は何ていうの?」
奈々美「神宮奈々美です」
紅葉「奈々美ちゃん、さっき言ってた男の子に…会ってみたいよね?」
奈々美「…!!…はいっ」
紅葉「じゃあ案内するね!」
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ぱむもん(プロフ) - 詐欺(ペテン)師 黒猫さん» はぁぁぁぁあっ…女神だぁ!結城!!ありがとう(泣)文才なんてないよ~っでも嬉しい!! (2015年6月9日 19時) (レス) id: b785b4a30f (このIDを非表示/違反報告)
詐欺(ペテン)師 黒猫 - ぱむさんは、文才があってうらやましいです。ぜひ、文才を分けてほしいです。俺のこと、わかりますかね?カゲプロのに居るんですが…。名前をみて分かってくれたら嬉しいです。それでは、二を読んでます。これからも頑張ってくださいね! (2015年6月9日 19時) (レス) id: ab9477a56e (このIDを非表示/違反報告)
氷麗,猫耳(プロフ) - ぱむもんさん» 《*≧∀≦》いえいえ(о^∇^о) (2015年3月30日 22時) (レス) id: 8b1c2f1f5e (このIDを非表示/違反報告)
ぱむもん(プロフ) - 氷麗,猫耳さん» 返事遅れた!ごめんっ、ありがとー!嬉しいよ!(≧∀≦) (2015年3月15日 1時) (レス) id: b785b4a30f (このIDを非表示/違反報告)
氷麗,猫耳(プロフ) - 文才ありありだと思いますよ?更新頑張ってくださいね?笑笑 (2015年2月25日 21時) (レス) id: 8b1c2f1f5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱむもん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Giocosomus1/
作成日時:2014年11月27日 17時