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悲しみと絶望と… ページ3

……私はどうなってしまったのだろうか
確か…あの時、光に呑まれて…

私は今…生きているのだろうか

試しに体を動かして見る

「痛っ…」

痛みを感じる…
…私は生きているんだ。

学校は……街は…家族はどうなったのだろうか
まさか…っ
最悪な結末を想像する。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!
そんなのは嫌…っ
私は、痛む身体に耐えながら、立ち上がった。

…見渡すと、ガレキと煙と…激しく燃える炎しか見ることが出来なかった。

ー何もかも無くなってしまった。

街も家族も友達も……世界も

嫌……
何で…
どうして…?
私が何かをしたとでも言うの?
何で…っ
もう…こんな…っ
こんな世界なんて…何も出来なかった私なんて…っ!

不意に、ガレキを動かすような音が聞こえた。

「…っ」

女子A「……Aちゃん…私の分まで……生きて……っ」

そうつぶやき、彼女は息を引き取った…

「何で!?何でなの…ッ!…何で私なの…ッ!嫌だよ!こんな世界なんて…っ生きる意味なんて…もう無いよ……っ」

『あなたが産まれてきて良かったわ』

『お前は俺らの誇りだ!』

いつかの両親の言葉を思い出す

『いい?A、もし私達が居なくなったとしても、あなたは生きなさい?…Aは私達の大切な宝物なんだから』

お母さん…

『A、俺らが居なくてもお前は生きていけるはずだ。そんな気がするんだ…だから、絶望すんなよ?希望を持て』

お父さん…

ー生きないと

私が生き残らないといけないんだ。
私がこの世界を元に戻さないと。
平穏で、平和な世界を
命を無駄にはしない。
生き残ったのにも、何か意味があるんだ

そう言い聞かせ、何処に行くわけでもなく、歩き始めた。

ほんの僅かな希望→←何てことない日常



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設定タグ:オリジナル , 青春 , 革命マーズクラブ   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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ぱむもん(プロフ) - 詐欺(ペテン)師 黒猫さん» はぁぁぁぁあっ…女神だぁ!結城!!ありがとう(泣)文才なんてないよ~っでも嬉しい!! (2015年6月9日 19時) (レス) id: b785b4a30f (このIDを非表示/違反報告)
詐欺(ペテン)師 黒猫 - ぱむさんは、文才があってうらやましいです。ぜひ、文才を分けてほしいです。俺のこと、わかりますかね?カゲプロのに居るんですが…。名前をみて分かってくれたら嬉しいです。それでは、二を読んでます。これからも頑張ってくださいね! (2015年6月9日 19時) (レス) id: ab9477a56e (このIDを非表示/違反報告)
氷麗,猫耳(プロフ) - ぱむもんさん» 《*≧∀≦》いえいえ(о^∇^о) (2015年3月30日 22時) (レス) id: 8b1c2f1f5e (このIDを非表示/違反報告)
ぱむもん(プロフ) - 氷麗,猫耳さん» 返事遅れた!ごめんっ、ありがとー!嬉しいよ!(≧∀≦) (2015年3月15日 1時) (レス) id: b785b4a30f (このIDを非表示/違反報告)
氷麗,猫耳(プロフ) - 文才ありありだと思いますよ?更新頑張ってくださいね?笑笑 (2015年2月25日 21時) (レス) id: 8b1c2f1f5e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱむもん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Giocosomus1/  
作成日時:2014年11月27日 17時

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