壊滅ライフ3 ページ18
…僕はただ、鈴ちゃんを抱き締めていた。
少しでも、鈴ちゃんの体温が下がるのを防ぐために
これぐらいしか、僕に出来ることがなかった。
でもこのままだと…僕らは…
もう…生きる術はないのだろうか……
だったらもう…いっそのこと…っ
何もかもを諦めかけたその時、どこから現れたのか、一人の少女が目の前に立っていた。
一番驚いたのは、少女が傷一つない、無傷だったことだ…
少女「…っ…ひっ…酷い傷…はっ早く手当てしないと!!」
勇滝「……っ」
僕は、あまりに衝撃的過ぎて、声が出なかった。
少女「ええっと……ごっ、ごめんなさいぃ!」
少女は、包み込むようにして、僕達を抱き寄せる。
ーその瞬間、眩い光が僕らを支配した。
…たったの数秒ほどだろうか…一瞬のうちに、先ほどあった場所は無くなり、代わりに建物の中の部屋…に僕達はいた。これが瞬間移動…なのだろうか…
少女「えと、その子をここに寝かせてくれる……?」
勇滝「うん…了解」
鈴ちゃんを優しくベッドに寝かせる。
少女「…うっ…酷い…傷ぅ…」
少女は、何やら呟きながら、鈴ちゃんの手当てを開始した。
少女「……あっ、君、まだこのこと…理解出来てないよね…」
鈴ちゃんの手当てをしながら、僕に質問をする。
勇滝「…全っ然解んない」
少女「…じゃあちょっとだけ説明するね!」
少女は、自分のことや、この場所について、説明してくれた。
少女の名は、タエ…といい、火星人と地球人のハーフ。地球では、藤北紅葉というらしい。
そして、ここは火星…だということだ…
あまりに突飛で、よく解らないが…
心の中で何かがざわめくのを感じた。
勇滝「そうなんだ…!まだ信じられないけど…本当にそうなら、ちょっとテンション上がるよ…!」
紅葉「そっか!……あっ、この子の手当て終わったよ!…はっ!まだ名前聞いてなかった!!」
勇滝「僕は今野勇滝!んで、その子は鈴音実花ちゃんだよ」
紅葉「うん…!じゃあ勇滝、手当てするからちょっとそこに座って!」
藤ちゃんに指示された椅子に座る。
数分で、傷の手当てをしてくれた。
その後、藤ちゃんは「ほかの子の様子も見てくるね…!」といって、部屋を後にした。
僕は、鈴ちゃんが起きるまで、傍にいることにした。
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ぱむもん(プロフ) - 詐欺(ペテン)師 黒猫さん» はぁぁぁぁあっ…女神だぁ!結城!!ありがとう(泣)文才なんてないよ~っでも嬉しい!! (2015年6月9日 19時) (レス) id: b785b4a30f (このIDを非表示/違反報告)
詐欺(ペテン)師 黒猫 - ぱむさんは、文才があってうらやましいです。ぜひ、文才を分けてほしいです。俺のこと、わかりますかね?カゲプロのに居るんですが…。名前をみて分かってくれたら嬉しいです。それでは、二を読んでます。これからも頑張ってくださいね! (2015年6月9日 19時) (レス) id: ab9477a56e (このIDを非表示/違反報告)
氷麗,猫耳(プロフ) - ぱむもんさん» 《*≧∀≦》いえいえ(о^∇^о) (2015年3月30日 22時) (レス) id: 8b1c2f1f5e (このIDを非表示/違反報告)
ぱむもん(プロフ) - 氷麗,猫耳さん» 返事遅れた!ごめんっ、ありがとー!嬉しいよ!(≧∀≦) (2015年3月15日 1時) (レス) id: b785b4a30f (このIDを非表示/違反報告)
氷麗,猫耳(プロフ) - 文才ありありだと思いますよ?更新頑張ってくださいね?笑笑 (2015年2月25日 21時) (レス) id: 8b1c2f1f5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱむもん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Giocosomus1/
作成日時:2014年11月27日 17時