Kiss to Breast from SUBARU ページ6
Kiss to Breast from SUBARU
【明星スバル】
※背後・悲恋注意
------
「ごめんね、ごめんねぇ……、ほんと……っ」
何回言ったって許してくれないだろうけど、彼に言いたかったのはこの一言に尽きる。
ずっと一緒にいると決めた人を置いて、私はどこかへ消えようとするのだ。彼の恐れた、“喪失”を。
「……もしつらくなったらさ。いつでも呼んで、俺のところに来て。不安なんか消してあげる、抱きしめてあげるから、俺が守ってあげるから。だから……」
いつでもいい、死ぬまでに、俺のとこにちゃんと帰ってきてよ。
そう言って私を抱きしめる。
嗚呼、なんでこんな弱音を吐かせるようなことしたんだろう。嗚呼、こんなに愛おしいのに、なんで私はあの時断らなかったんだろう……そんな後悔ばかりしている。
一番辛いのは目の前の弱った彼なのに、彼は私の不安とかを案じ、私に微笑む。
「俺は、キラキラしたAが好きだよ。だからほら、笑って?」
待って無理泣きそう。
初めてのアレやコレやも、お泊まりも、勉強会も、全部彼とした。その思い出を、私は新しいもので消してしまおうとしている、それだけで自らに怒りが募っているのに、本当に私は馬鹿だった。
「Aにとっては、それはキラキラしたものなんだから、追いかけなよ!俺がキラキラしたお金追いかけるのと同じだよ」
「ごめんね、ごめんね……行きたくないよ……」
「……じゃあ、俺を忘れないように。何があっても俺がいるって思い出すように」
制服のボタンをぷつぷつと外し、私のもう成長もしないようなところの間に、温かい唇で、キスを落とした。
「ずっと、待ってるから」
彼の髪と同じ色の夕日が差す部屋。
私はまた、彼の優しさに甘えたんだ、でも、彼がそばにいるような気がした。
____
【胸へのキス:所有】
ー超えられない天の川ー
.
Kiss to Lower back from KANATA→←Kiss to throat from NATSUME
54人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぱる(プロフ) - リクエストありがとうございます!伏見弓弦で首筋で書こうと思います\(^^)/ (2017年7月2日 22時) (レス) id: 52ac80cd89 (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥-asuka- - 【追記】えっとキス場所的には唇か首お願いしたいです…。ていうかそういうイメージがあるんですよね。弓弦君には…注文多くてすみません (2017年6月29日 13時) (レス) id: e567665bc1 (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥-asuka- - こういう短編集待ってました!!そして蓮巳先輩があって嬉しいです。リクエストで伏見弓弦君お願い出来ますか?この二人推しなんですよね…。弓弦君結構嫉妬深そうなイメージが私の中に在籍している… (2017年6月29日 13時) (レス) id: e567665bc1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - ルナさん» リクエストありがとうございます!レオでお話考えてみますっ(^^) (2017年6月24日 14時) (レス) id: 52ac80cd89 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - リクエストありですかね?出来たらでいいのですが月永レオくんやって下さい! (2017年6月21日 22時) (レス) id: ca4756ec28 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぱる x他3人 | 作成日時:2017年5月27日 21時