検索窓
今日:13 hit、昨日:139 hit、合計:222,295 hit

50 ページ50

.




〜貴方 side〜

……今、かぁ……

なんの用なんだろ。と思いながら電話に出た。




『……もしも、「なあなんで今日ウチ来ないの」……』




……すごい遮ってくる……

電話越しなのにすごく圧を感じて『あいや……なんとなく……』と曖昧なことしか言えなかった。




「今から行っていい?」

『え?』

「てか開けて。今外いるんだけど」

『えぇ……』

「助けて。汗冷えて風邪引いちゃう」




強引、だなあ……

でも部活終わりのてつくんを外に放置なんてしておけないから……


玄関に向かいドアを開けた。

すると「うぃ〜おつかれ〜」と言いながら遠慮なく家に上がるてつくん。




「Aいると思ってお土産買ってきたのに母さんにいないって言われたから焦ったわ」

『え……?』

「ん。お土産!」




そうてつくんが私に差し出したのはコンビニの袋。

これって……さっきインスタのストーリーに載ってたやつ……


中を見ると、スナック菓子やらスイーツやらジュースやら色々入っていた。


な、なに……




「A元気ないって研磨から聞いたからさ」

『……』

「お菓子パーティーしようぜ」




てつくんに言われるがまま、リビングに行く。




「飯は食った?」

『……たべた』

「はいダウト〜。と思って母さんからもらってきました」




じゃーん、とてつくんは持っていたもうひとつの袋からタッパーを取り出した。

テーブルの上にてつくんはタッパーを2つ置き、その蓋を開ける。




『……わ……! 唐揚げ!!』

「ふふん。かーらーのー?」

『……ポテサラ!?』

「ふははは!」




黒尾家の唐揚げとポテサラは超絶品で大好きなの!

腰に手を当てて声高らかに笑うてつくん。


いつの間にかモヤモヤなんてどこかに吹き飛んでいた。



「食べましょ食べましょ」

『あ、用意するからてつくんは座ってて』

「えー俺も手伝うよ」

『じゃあまず手を洗ってください』

「あ、ウス」




忘れてた、とてつくんは洗面所に消えて行った。




.

この小説の続きへ→←49



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (85 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
470人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー!! , 黒尾鉄朗 , 孤爪研磨   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ChachaY - ストーリがもう最高です!!黒尾大好きなのでとっても満足しております!なんか言葉に出来ないほど好きです!これからもがんばってください! (2月10日 19時) (レス) id: f1e76f7be4 (このIDを非表示/違反報告)
ウォン(プロフ) - 更新うれしいです!これからも応援しています! (2月6日 3時) (レス) @page29 id: 120d94ae6d (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 初コメ失礼します!夢主ちゃん可愛すぎません!?私得すぎる...これからも愛読させていただきます...!頑張ってください! (2月3日 12時) (レス) @page17 id: ea9d7cae20 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ハルカ | 作成日時:2024年2月1日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。