超!!拗らせ両片思い【黒尾鉄朗】

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〜孤爪 side〜

なんで大会の次の日も朝練なんてあるんだろう。

と鬱々としながらいつもと変わらずクロと学校へ向かう。




「で、言ったの？」

「……無理でした」

「はぁーーーーー…………」




クロがあまりにもヘタレでビビりで呆れた。


というのも、おれが色々カマかけてやって
クロもAに告る決心がついた？ っぽかったのに

昨日なにも言えなかったんだって。




「……てか負けてから告るとかダサくね？」

「そうやって言い訳してる方がダサいと思うけど」

「……ゴモットモデス」




項垂れるクロ。


この前Aが泊まりにきたときに話した感じ、大丈夫だと思うのに……

Aはちゃんとクロが好き。
クロも当たり前にAが好き。


なのにお互いにすれ違いすぎてて、拗らせすぎてて。



でもおれとか他人が首突っ込んでくっついても無意味……だと思う。

ふたりでちゃんと話してほしい。



だからそのキッカケ作ってやったのに。




「……もうおれノータッチだから」

「ヒィ……でも俺Aに告ってフラれたら立ち直れない」

「はぁ……ビビり。ダルい。めんどい。1人で言ってな」

「悪口3コンボ死ぬ」




てか昨日試合で負けた翌日の朝から恋バナって……

女子みたいじゃん……




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