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〜貴方 side〜

毎日が変わらなく過ぎていく。

何も変わり映えしない。いっそのこと劇的な何かが起きてくれないかなって思っちゃうくらいに、何も変わらない。


インターハイ予選最中のとある日。

その日は平日で普通に学校だったから私は授業を受けていた。
いつも隣にいる研磨たちバレー部のみんなは公欠。



てつくん:負けちったー



お昼休み、ひとりでお弁当を食べていたらそうメッセージが届いた。


……そっか



私なんかよりもてつくんたちの方が悔しいのは分かってる。

分かってるのに、
視界がぼやけちゃう。


てつくんたちがどれだけ頑張ってるか知ってるから。

朝練もして夜も遅くまで練習して
土日なんてほぼ無いようなもの。

たくさんの時間を部活に費やしている。


それでも敵わない相手がいるんだ



私は、おつかれさま とメッセージを送ってスマホを閉じようとした。


でもすぐにてつくんの既読がついたからトーク画面を開いたまま待っていると



てつくん:夜とか会えたら会いたい



と送られてきた。

そんなの断れるわけがないから、いいよ、と送れば
また後で連絡する と返信が。



今度こそスマホの画面を暗くして机の中にしまう。

春高がラストチャンスになる。



……どうか、てつくんたちのバレーが一日でも長く見れますように。




その日は学校が終わってすぐに家に帰った。


夜ご飯を作ったり洗濯をしたりして待っていると
スマホが鳴る。


てつくんからの電話。

応答ボタンを押してスマホを耳に当てた。




『もしもし』

「なぁ、今って出てこれる?」

『うん』

「Aの家の前にいる」

『分かった』




通話はそれだけ。10秒ほど。

すぐに切れたので私は急いで玄関に向かった。



ドアを開けると、外はもうすっかり暗くなっていて。




「よ」




部活のジャージを着たてつくんが手を上げた。




『おつかれさま』

「んーーあんがと」

『……強かった?』

「うん。1セットも取れなかった」

『そっかぁ……』

「うん」




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設定タグ:ハイキュー!! , 黒尾鉄朗 , 孤爪研磨   
作品ジャンル:恋愛
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ChachaY - ストーリがもう最高です!!黒尾大好きなのでとっても満足しております!なんか言葉に出来ないほど好きです!これからもがんばってください! (2月10日 19時) (レス) id: f1e76f7be4 (このIDを非表示/違反報告)
ウォン(プロフ) - 更新うれしいです!これからも応援しています! (2月6日 3時) (レス) @page29 id: 120d94ae6d (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 初コメ失礼します!夢主ちゃん可愛すぎません!?私得すぎる...これからも愛読させていただきます...!頑張ってください! (2月3日 12時) (レス) @page17 id: ea9d7cae20 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハルカ | 作成日時:2024年2月1日 0時

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