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〜貴方 side〜
『……え、東北……？』
「そう」
4月も下旬に差し掛かるというある日。
お母さんが夜勤なので黒尾家にお世話になっていたら
夕飯のときに急に言われた。
ゴールデンウィークの後半に東北で練習試合することになった
って。
ゴールデンウィークは毎年合宿でバレー漬けなのは分かってたけど
東北まで行っちゃうなんて
そんなの初めてだから
「別に鉄朗がどこ行こうとAには関係ないわよ。ね？」
『え？ あ、うん。頑張ってね』
「え〜寂しがってよ」
「いいからさっさと食え」
「はーい」
東北……
遠い、なぁ
おばちゃんに言われて咄嗟にああやって答えたけど
寂しくないわけでは……ない。
別に今までゴールデンウィーク1日も会えなかったことあるのに
なんか漠然と不安に思ってしまう。
綺麗な色の焼き鮭。
炊きたてのご飯は、お母さんの実家から送られてきたものをてつくんと研磨の家におすそ分けしているもの。
流れ作業のようにそれを口に運んで
ご馳走様をしてお風呂に入っててつくんの部屋へ行く。
『てつくん、次お風呂どうぞ』
「おーあんがと」
すれ違いでてつくんは部屋を出てお風呂場へ向かった。
私は……てつくんの部屋にいてもいいけどなんとなくひとりになりたくない気分だったから1階に降りる。
するとキッチンから物音がしたので小さく扉を開けると
「あらどうしたの」
おばちゃんが
何かを作っていた。
中に入って扉を閉める。
『明日の朝ごはん？』
「うん。あと鉄朗のお弁当のおかず」
『手伝っていい？』
「ふふ、うん。卵焼きお願いしていい？」
『うん』
「Aが作ったって鉄朗に言ったら喜ぶわよ」
『えぇ〜……そうかなぁ』
「そうだよ」
なんて話しながら卵焼きを焼いた。
……てつくん喜んでくれるのかな
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ChachaY - ストーリがもう最高です！！黒尾大好きなのでとっても満足しております！なんか言葉に出来ないほど好きです！これからもがんばってください！ (2月10日 19時) (
レス) id: f1e76f7be4 (このIDを非表示/違反報告)
ウォン(プロフ) - 更新うれしいです！これからも応援しています！ (2月6日 3時) (レス) @page29 id: 120d94ae6d (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主ちゃん可愛すぎません！？私得すぎる...これからも愛読させていただきます...！頑張ってください！ (2月3日 12時) (レス) @page17 id: ea9d7cae20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルカ | 作成日時：2024年2月1日 0時
