【実ｼ兄者】彼は地獄を蹂躙す【ωrωrd!】 (ページ6)

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神様ページ6

『私は貴様などの神様になったことは無い。』
　
私は普通の人間だ。
抵抗の方法を考えて少々バイオレンスだが足を上げて急所を狙うことに成功
自身の足に柔らかい感触を感じると共に絶命する前の虫のような鳴き声で私の上から落ちたゾム。

『悪いとは思ってはいるが、あなたがしつこいのも悪い。』

キッ、と睨みあげるとゾムはくひひ、と笑った。

｢はぁ～…やっぱり強い子好きやわ～｣

『そう？私は貴様のような奴は嫌い』

荷物を置くと授業が始まる。
私は立ち上がり埃を叩く。

『神様を助けたいなら二度とその名前で呼ばないで。
そして私の存在を口外するな。』

いいな？と背を向けるとゾムは笑った。

｢2人の秘密、やな！｣

違う。
違うわけじゃ無いけど、違う。ニュアンスが違う。

───
──
─

｢はじめっ！！｣

｢うわぁぁぁぁぁっ！！！｣

『無駄がありすぎる。それでも軍人志望か？』

初対面の男の攻撃を避け続けると息切れをし、その場に立ち竦んだ。
それを見て私は更に挑発する。

『ﾌﾝｯ､話にもならない。』

カチン、ときた相手はなりふり構わず突っ込んできたため蹴り上げた。

それだけで倒れる男
『相手にならない。』

ふっと笑い死神たちのもとに戻る。

『ちょっとクロノアさん、それ人だから座って上げないで』

｢…？｣

｢ダメだこの猫解ってない！！！｣
｢クロノアさんが首を横に振ってる！！！｣

『ちょっと。じゃあ死神を椅子にして良いわ。』

｢へぁっ？！｣

ほれ、と足を掛けるが流石はプークス団。
伊達に怪盗をしてない。
重心を崩したと思いきやわわっ！と言いながら片足を回した

大きく回してそして姿勢をもう一度正すと私の腰に手を回した

｢そんなことするのはだれだ～！！｣

おまえかおまえか～！！とぐるぐる回される。
きゃっきゃ、と笑うその無邪気な子供のような顔

『ちょっと、離してよ』

｢やーだーねー！！｣

青空が私を覗いていた。
大空を羽ばたく鳥たちが私達を見ていた。

｢なんや…なんやお前。馴れ合いしとるやん。｣

五月蠅い声が私の動きを止めた。
倒された男がこちらを睨んでいた。

｢軍人に馴れ合いは不要だと言ったやんけ！！｣

『うるさいなぁ。』

だから何？と私は笑った。

別段3人は気にしていないようで

いこう

と私の手を引いた。
その夜。私の部屋に奇襲が入った。
が

『…ほんっと、口ほども無い奴。』

自分が帰り血を浴びて終わった。