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「拳くん!!」


fkr「あ、A来た〜。」


「・・・拳、くん?元気出ないって、」


sgi「福良お前なあ、」


fkr「Aと会えない日はいつも元気出ないよ?」


「・・・そういう、ことじゃなくて。電話来たからすっごく心配して・・・今日、駿くんと約束あるの、知ってたでしょ?」


fkr「・・・だって今日ほんとは俺との予定だったじゃん。」


「だからごめんねって、お願いして、今度の駿くんとの約束と変えてもらった・・・」


fkr「俺との約束よりも須貝さんとの映画優先したってことじゃん」


「来週まで映画が公開されてたら、それまで待ったけど、明後日までだったんだもん。」


fkr「俺と見に行ったって良かったじゃん。なんで須貝さんとじゃないとダメなわけ?A、俺のことぞんざいに扱ってる。俺悲しい。」


いつものAならここでごめんねって謝りそうなもんなんだけど。
ぞんざいって言われたのが引っかかったらしい。
俺のTシャツの裾をキュッと握った。
あら珍しい。怒ってるなこれ。


「・・・好きな人と、会うのがそんなにいけない?来週の駿くんとの約束、拳くんに変えたのに、それでぞんざいって言われるの?」


fkr「だって俺より先に須貝さんと会いたいってことじゃん。」


kwmr「ふくら、」


fkr「Aは恋人が出来たら家族のこと大切にしてくれないんだ、ふーん・・・」


「・・・じゃあ、もういい。」


fkr「え、」


「そんなこと言うなら、来週も駿くんと遊ぶ。」


sgi「ほ?」


あ、ヤバいぞこれ。
Aがムキになってる、河村さんと思わず目を合わせたけどもう時すでに遅し。


fkr「ほら!俺より須貝さんなんじゃん!Aは結局俺のこと全然好きじゃないし大切にしてくんない!」


「私の休みだもん、私が誰と会うかは私が決めるもん・・・」


fkr「こんな雑に扱われるなら仲直りなんてしなきゃ良かった!」


「〜〜〜っっ、拳くんのばか!!」


fkr「Aのばか!!」


とまあこんな流れです。
Aは泣き出して俺の胸の中、福良はそんなAを見て俺を一睨み、撮影部屋に入っていった。


kwmr「お腹空いてイライラしてるだけですよ。すみません止められなくて。」


ま、福良が悪いわ。
そりゃ映画で今日会うの譲ってもらった時点でちょっとはこっちにも非があるけどさ。
Aが誰と会うか決めるのはAなわけで。
それに、


「仲直りしなきゃ良かったは、言ったらダメだわ。」


先に謝るのは福良、お前だぞ。

3→←仲良し双子のはじめて



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作品ジャンル:恋愛
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作者名:たらこ | 作成日時:2021年9月4日 17時

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