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fkr「お昼行ってきまーす、Aちゃん行こう。」
福良さんに連れられてやってきたのは低価格でお馴染みのファミリーレストラン。
fkr「あ、そのお金ないとかそういうことじゃないよ?お洒落なお店、とかだと構えられちゃうかなと思って。話したい、だけだから、ほんとに。」
そう言った福良さんにキョトンとしてしまった。
fkr「あ、えっと、ほんとはこんな赤裸々に言わないよ?でもたぶんAちゃんは俺がなに思ってるのか分かんないから、嫌なんだよ、ね?だからこういう意図だよってこと伝えたくて。」
「・・・ふふ(笑)」
fkr「!!・・・良かった、笑ってくれた。さ、なんでも食べたいもの、頼んで。食べきれなくなっても野菜とキノコ以外なら食べるし。」
注文を終えてドリンクバーで飲み物を取って座ると、福良さんが手をこねこねしてる。・・・困ってるの、かな。
fkr「・・・えっと、今日は、どうですか。」
「へ、」
fkr「Aちゃんの好みに、なれてるかなって。思ってること、その時に全部伝えてはいるんだけど、どう、かな。俺っぽくなってない?俺、俺じゃなくできてる?」
「・・・もし、私がそれでもダメだって言ったら、どうするんですか。」
fkr「うーん。どうしよう、ねえ?でも次にAちゃんがこんな人って言ってくれた感じに、寄せてくしかないかな。」
「・・・私が、色が黒くてムキムキな人って言ったらどうするんですか。」
fkr「あー・・・Aちゃんは、見た目については、たぶん言わないんだろうなって分かってるから、もしそれを言われちゃったらふりだしかな。俺じゃダメだよって言われてるんだと思うし、また1から伝えていくしかないよね。」
「・・・どうして?」
fkr「諦める選択肢ないって言ったでしょ。だからまた好きですって思いを伝えるところから、だね。・・・ほんとに嘘偽りなく、Aちゃんのことが好き、なんだ。」
「・・・しんどい、です。」
fkr「え、」
「もう、十分、伝わりました。ほんとに好意を持ってくださってるのも、必死だってことも、伝わりました・・・だから、1回、やめてくれませんか。」
fkr「・・・ん。分かった。」
福良さんが頷くと同時に料理が運ばれてきて、そこからはお互い無言で、箸をすすめた。
せっかくのドリンクバーは1杯しか飲まず、食べ終わってすぐオフィスに帰った。
オフィスの玄関を開ける前に、
fkr「話、聞いてくれて、ありがと。」
その後オフィスに入っていった福良さんは、何事もなかったかのように、仕事を再開した。
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たらこ(プロフ) - ゆずきさん» なんと!ついに弟さんにうちのfkrさんが負けるとは...(笑)実話を元にしたフィクションなので負けることもしばしばあるかと🤣 (2021年12月17日 8時) (レス) id: d9464ae33a (このIDを非表示/違反報告)
ゆずき(プロフ) - FkrさんIQ下がりました??www隣で弟が「今ならfkrさんに勝てる」とか訳わかんない事言ってますw (2021年12月17日 0時) (レス) @page47 id: 22a2b8c75a (このIDを非表示/違反報告)
たらこ(プロフ) - ゆずきさん» ふふ、お嬢さん可愛い☺推しがいる人生で幸先の良いスタートで何よりです! (2021年12月3日 11時) (レス) id: d9464ae33a (このIDを非表示/違反報告)
たらこ(プロフ) - ゆずきさん» きゃー!娘ちゃんお目が高い!お嬢さんが読むって考えたら急いで続きを書かねばですね!(笑)頑張ります!いつもありがとうございますっ! (2021年11月29日 19時) (レス) id: d9464ae33a (このIDを非表示/違反報告)
ゆずき(プロフ) - 娘ちゃんは、ko-Chanが好きなのかも??と最近気づきましたwだから今日の投稿を娘にみせます!(絶対に分からない!)家族全員たらこさんの小説のファンです♡ (2021年11月29日 0時) (レス) id: 22a2b8c75a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たらこ | 作成日時:2021年9月13日 19時