inferiority【QK】 another story (ページ19)

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「ありえなくない？！27だよ？！どれだけ家に呼ぶのよ！！」

ymmt「まあまあ。会えない期間が・・・4年？以上あったんだから、反動じゃない？」

「いや、それにしてもさ、2週間に1回って多すぎじゃない？私だって平日仕事してさ、芽衣とゆっくり出来るの週末くらいだし芽衣は不定休だっていうのに・・・」

ymmt「Aちゃんは芽衣ちゃん大好きだもんねえ。」

「もう好きとかのレベルを超えつつあるね。芽衣が私の生活の一部になってる。」

ymmt「福良さんと同じようなこと言ってる(笑)」

「一緒にしないで！」

ymmt「芽衣はもう俺の一部だから。ってこの前福良さん言ってたよー？」

「シスコンきも。」

ymmt「なんかさ、福良さんとAちゃんってあれだね、似てるんだね。」

「はあー？！あんな奴と一緒にしないでよ！」

ymmt「あれ思い出した。トイストーリー。バズにアンディ取られたウッディみたいな感じ。」

「・・・それ、私と福良どっちがウッディ？」

ymmt「・・・内緒(笑)」

「言えー！！！」

あれから山本くんとはだいたい週1で会って飲みに行ってる。
元に戻ったか、と言われると、微妙なとこなんだけど。

ymmt「じゃあさ、福良さん家に芽衣ちゃんが泊まりに行くときは、俺と飲みに行こうよ。」

「・・・須貝さんとデートの時も、付き合ってくれる？」

ymmt「ん、いいよ？」

「・・・ありがと。」

山本くんは攻める姿勢は変えないらしい。
私たちはあくまでただの飲み友達、なんだけどね。

「じゃあ、再来週の火曜日と、1ヵ月後のこの日と、あとその2週間後の、」

ymmt「うんうん、え、ちょっと待って！！それいつまで決まってんの？」

「2か月半後まで決めてた。それでこの前枯淡に福良と一緒に来てた河村さんがなんて言ったと思う？」

ymmt「うん？なんて？」

「ミシュランふくら」

ymmt「予約取れなさそう！(笑)」

「そう、須貝さんもはあー？って。勝手に2週間ごとに入れちゃうから間の隔週を私と須貝さんでせめぎ合ってるってわけ」

ymmt「んー。じゃあ、僕もAちゃんの予約、取らないとな？」

首傾げながら言ってくるとか、この子、あざとい。