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ウィンターカップ ページ6

灰崎side

インターハイは、結局怪我で出られなかった。

完璧模倣(パーフェクトコピー)ならぬ、キセキの技を強奪するというものを完成させようとした結果、体が耐えきれなくなったからだ。

でもウィンターカップにはちゃんと間に合って、出れる。まぁでも秘密兵器として、あんま黄瀬君と当たるまで出ないんだけどな。

チームメイトともうまくやれてて問題はないが!

問題は、キセキの世代のことだ。ウィンターカップ開会式が終わったところだけど、会ったらどうすればいいんだよ!?

しかも、一瞬紫色の髪見えた気がするし。

一応改心したってことにしてるけど、うまくいくかどうか…

絶対黄瀬に会うのは、避けられない。

「俺たちは午後から試合がある。これから1時間後にはさっき集まったところまでいるように」

石田さんの言葉で解散になって、私はとりあえずコンビニに行こうとして外に出たのが間違いだった。

そうだこの後、キセキの世代で集まってたの忘れてた!もう赤司いないだけだし…。

見つかる前に人混みに紛れて、逃げよう。

少しそっちによそ見をしながら歩いていれば、誰かにぶつかる。

「すみません」

顔を上げれば、あの二股の眉毛を持った方が…

そう火神だ。うわー、やっちまった。まぁキセキよりはいいか。

「こちらこそ、すんません!…?選手か?」

「そうですけど…」

「すげぇ強ー匂いがする…。俺火神大我。当たったら絶対勝つ!」

いきなりどうした!まぁいいか。

「灰崎祥吾だ。勝つのは俺たちだ。まぁお互い頑張ろうぜ。それで焦っていたようだけど、大丈夫?」

「そうだ、忘れてた。じゃあな」

おうばいばい。そしてハサミにはお気をつけて。

その後、福田総合は難なく準々決勝まで駒を進めた。

因みに先程誠凛は原作通り準決勝への切符を手にした。

成り代わる前、海常が優勝するのも見たかったと思ったけど、今は福田総合の部員でエースだ。悪いけど、絶対勝つ。

アップは、十分にやったので石田さんに許可をもらい、集中するために外に出る。

やっぱり、このメンバーで勝ちたい。

少し歩いていけば、女性が男性に無理に連れてこうとするのが見えた。流石にそれはやばくないか。

「お姉さん、今日俺の試合見に来てくれたんじゃねぇの。てことで連れて行くのやめてくんね?」

ちょっと睨みを利かせていえば、怯えて逃げていった。灰崎君スゲーわ。

「あーいきなりすみません。大丈夫でしたか?」
「ありがとうございます!おかげで助かりました!」

続き→←続き バスケ部員との出会い?



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作者名:キャベツ | 作成日時:2018年8月20日 23時

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