124話 ページ36
前回は使い過ぎで3日だったか？
過去最高は1週間だったな。
まあ、今はそこまでいかないだろうが。
「…それ、大丈夫なの？食事とかさ」
確かに。
目が覚めて、空腹を感じる事は無かったから上手く調整してるのだと思うが。
「前回は寝ている間に俺の呪力を食べていたぞ」
『え』
「へぇ〜」
寝ながら食べてた？
宿儺の呪力を？
寝顔はもう慣れたとはいえ、寝ながら食事をしているのを見られるのは。
『流石に恥ずかしい…///』
「俺の指を食おうとし始めた時は、起きているのかと思ったぞ」
『なっ！……頼む…忘れてくれ……』
何て事をしてるんだ、寝ている私は。
確かに宿儺の呪力は質が良いが。
せめてバレないようにやってくれ…。
「……まあ、イチャつく余裕があるなら大丈夫そうだね〜」
『そうですね…』
穴があったら入りたい…。
「さて、そろそろ終わりそうかな？」
やはり、羂索の勝ちだ。
脹相も、予想以上に奮闘してみせたが。
『どうだ、宿儺？救う価値はあったか？』
「まあ、及第点だな」
私から見ても、救うに値する実力を持っていた。
身体能力に加え、所持している術式が興味深いものだったからだ。
羂索に使い手としての才があったのかも知れないが、特級とまで言われていたんだ。
難なく扱えるだろう。
寧ろ、そうでなくては困る。
『なら、人助けしてくるよ』
「無理はするなよ。自分の身を優先しろ」
『ああ、分かったよ』
「傑のこと、よろしくね」
『はい。では、行ってきます』
さて、久々に本気でいこうか。
「く…そ……」
「君にしては頑張った方じゃないかい？流石私の息子、といった所かな」
羂索が脹相にとどめを刺そうとする。
『お前を親に持つ子は可哀想だな』
術式で動きを止め、脹相に近付く。
「ほーんと、君は邪魔ばかりするね」
『邪魔しているつもりは無いがな。利害の不一致というやつだ』
脹相は死にかけているが、これといった致命傷は見当たらない。
呪力が底をついたことで、赤血操術も反転術式も使えなくなり、血液不足に陥ったというところか。
反転術式をかけ、呪力をいくらか渡しておく。
呪霊である以上、呪力が空というのも危険だ。
「何の…つもりだ」
『君には、後で役に立ってもらうからな。それと、彼奴の所持する術式を引き出して見せた礼だ』
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reelay(プロフ) - らーゆさん» 最高だなんて言っていただいてありがとうございます！週一更新で亀の歩みですが、楽しんでいただければ幸いです！ (1月30日 4時) (
レス) id: ea44b75aca (このIDを非表示/違反報告)
らーゆ - 本当に、、、最高です。。。！！続き待ってます！この作品大好きです！！！ (1月30日 0時) (レス) @page44 id: 3acf2c335e (このIDを非表示/違反報告)
reelay(プロフ) - 圧倒的睡眠不足さん» コメントありがとうございます！確かに夢主さんのチートでゴリ押してるのは中々無いかもですね！？これから活躍してきてくれると良いなと思いながら書かせていただきます！ (1月6日 20時) (レス) id: ea44b75aca (このIDを非表示/違反報告)
圧倒的睡眠不足(プロフ) - 他にはない救済方法がなんとも刺さる…！更新楽しみにしてます！ (1月6日 17時) (レス) @page40 id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
reelay(プロフ) - サクラさん» 拙作を見ていただき、またコメントありがとうございます！甘々イチャイチャ良いですよねぇ…。夢主には甘いけどその他にはさほど興味無い宿儺様が個人的には好きなのでそんな感じを出していきたいです！何卒よろしくお願いします〜 (^^) (12月2日 20時) (レス) id: ea44b75aca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：reelay | 作成日時：2023年4月9日 15時
