溶けるような…。 / ぴょんす ページ8
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「ねぇ丸ちゃんここ分かんない」
丸「んーどれどれ…って、ここ前にも教えたやん、授業でも復習したやん！」
「私の頭って上書きしかできないからすぐ忘れるんだよね」
丸「どんな言い訳？(笑)」
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丸「…じゃなくて、学校では先生って呼べ言うてるやろ？」
「丸ちゃんのこと先生って呼ぶの違和感ありすぎ、先生って感じしないし」
丸「コラコラそんなこと言うんやないの」
「はいはいごめんね丸ちゃん先生」
丸「丸山先生！やろ？」
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近所に住むお兄さんって感じだったのに、今年の春から私の学校で教師をやるなんて誰が予想していたんだろうか
きっと私の母親は知ってて私に何も言わなかったんだと思う、面白がってるじゃん…
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私が小4くらいの時に丸ちゃんは引っ越してきて、そっからまぁ流れで家によく来るようになっては勉強を教えてもらったり夕飯を一緒に食べたり、私たちはそんな仲だ
だから今更 “先生” なんて呼べるはずがない
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「なんで丸ちゃんなのにこんなに頭が良いんだろう」
丸「なのにってなんやねん」
「アホっぽいのにやるなあって」
丸「人のことバカにしとるな？」
「うん」
丸「即答〜〜」
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心地よい風がカーテンを揺らす、教室
放課後のこの勉強時間は、嫌いじゃない
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私だけが、独り占めできるから
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丸ちゃんは腰に手を当てて窓際まで行き、下を見下ろしながら言う
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丸「Aちゃんにだけやねんで、こうやって俺が付き添って勉強教えてんの」
丸「だから、もう少し感謝しいひんとアカンで！」
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これが、どうか特別な特権であってほしいと思った
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「…私幸せ者かも」
丸「ん？なんて？」
「なんでもなーい」
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いつになったら丸ちゃんは、私の気持ちに気づくのかな
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蒼葉 - 続けてのコメントですみません(>_<) 別の作品の所に沢山の書き込みをしてしまい ごめんなさい...。 (2020年1月18日 0時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 ここ数日で物語続きから最後まで一気に読んじゃいました。 物語は完結してしまいましたが...。 その後の3人が気になります。 (2020年1月18日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉 - 物語読んでいて一つお聞きしたいことがあるのですが...。 『鈍感力』でマネージャーさんが出て来るので すが...。 今までは名前表記だったのに何故ここだけ マネ表記に変わったのでしょうか？ (2020年1月16日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉 - 何度も続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 がむしゃらに前向きにのここの部分 私が今いるのは大坂の病院。 これ正しくは大阪ではないんでしょうか？ (2020年1月16日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉 - またまた続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 物語読んでいて途中から物語のに出て来るほとんどの○○sideが全てsaidになっていますよ？ (2020年1月16日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やな子。 x他2人 | 作成日時：2018年8月11日 3時
