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Aside。
.
「なんで教えてくれなかったの？」
横「やっておまえ俺のこと魔法使いって信じきってたし…
夏休みやから調子乗って金髪にしとったんとか
なんかもう色々ハズかったし…」
「もう会えないと思って寂しかったんだから」
横「…ごめん」
「好きになっちゃったのに…
責任取ってくれないの？
ヒーローのくせに…」
横「俺、魔法使いじゃなくてヒーローになったん？」
切れ長の目を細めて、唇の端を上げて笑う。
「あのお面、君にピッタリだと思って選んだんだから
ちゃんと持っててよ…」
ホントは出会ったあの時も。
夜景を見せてくれたあの時も。
花火の下で横顔を眺めたあの時も。
ずっとずっと、
私には魔法使いじゃなくて
ヒーローに見えてたんだよ。
横「…たった3日で人好きになるとか単純すぎ」
「…っ」
横「と思って距離置いたけど、おまえのことばっか考えてまう」
「え」
横「これから5、60年一緒におんねやったら
3日で付き合っても問題ないんちゃう？
という、俺なりの結論が出てんけど…ってうお！」
「100歳になっても一緒に居る！」
肩にかけてたスクールバッグは地面に落ちるし
侯隆は私を受け止めきれずに尻餅をつくし
ドラマや漫画のロマンチックとは程遠い告白だけど
これが18歳の私達の
最高にロマンチックで
最高にアツいラブシーン。
横「親の前でこんなんええんかな」
「きっと私達の成長を喜んでるよ」
"あらあら、Aも恋するお年頃になったのねー"
って。
横「変な始まり方」
「こういうのもアリなんじゃない？」
ちょっぴり不思議でなかなかおかしい恋の始まり。
ひまわりが揺れる。
ホントはどこかに居たんでしょ？
1人じゃ頑張れないってヘコたれる私を見兼ねて杖をひと振りした
透き通るような白い肌に金色の髪の魔法使いさん。
照れ屋で優しいヒーローと出会わせてくれてありがとう。
手を繋いで下る坂道。
容赦なく照りつける日差しも
額を伝う汗も、気にならない。
頭に響く蝉の鳴き声も嫌じゃない。
1週間の命を一生懸命生きている君たちに
恥ずかしくない生き方をしよう。
180度変わる世界。
「ふふ」
横「なに笑ってんの
あー…ヒナになんて言おかなぁ…」
頭を悩ませるキミと
浮かれるワタシ。
60年後も、
あの日の綿飴みたいに甘く溶ける
そんな夏をキミと。
.
.
end。
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蒼葉 - 続けてのコメントですみません(>_<) 別の作品の所に沢山の書き込みをしてしまい ごめんなさい...。 (2020年1月18日 0時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 ここ数日で物語続きから最後まで一気に読んじゃいました。 物語は完結してしまいましたが...。 その後の3人が気になります。 (2020年1月18日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉 - 物語読んでいて一つお聞きしたいことがあるのですが...。 『鈍感力』でマネージャーさんが出て来るので すが...。 今までは名前表記だったのに何故ここだけ マネ表記に変わったのでしょうか？ (2020年1月16日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉 - 何度も続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 がむしゃらに前向きにのここの部分 私が今いるのは大坂の病院。 これ正しくは大阪ではないんでしょうか？ (2020年1月16日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉 - またまた続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 物語読んでいて途中から物語のに出て来るほとんどの○○sideが全てsaidになっていますよ？ (2020年1月16日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やな子。 x他2人 | 作成日時：2018年8月11日 3時
