夏 に 恋 し た 。2

マイノリティー的。/ ぽんた. ページ23

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ミーン ミーン···









「あっつ···」








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嫌味なくらい眩しくて



教室の中にいるのに外にいるような感覚に陥る






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世間一般は夏休みに浮かれてるのに





なぜかひとり、ぽつんと教室に居座る私







隣の教室からは先生の声がきこえてきて、あ、補習してるんだって分かる








···ていうか、








なんでこの教室クーラーつかないの？！







他の教室は補習してるからクーラーつくけど、





本来は私のいる教室は補習に使われないからクーラーがつかない









受験勉強のために夏休みに入っても学校にきて勉強しようとしてるのに






暑すぎて勉強にならないし、隣から聞こえてくる先生の声にさらにやる気をなくす









外からは聞くだけで暑くなるセミの声で溢れてて、









「熱中症なりそう···」









ぬるくなったジュースをひとくち飲んで自分の席にうなだれた









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安「···おーい、」








「んん...」








安「あれー？おきひんな、おーい？」








「んんっ...」









安「熱中症なるよー、起きてー？」









「···んんっ、、え、」









安「あ、やっと起きた」









「···うわうわっ！！」 ｶﾞﾀｶﾞﾀｯ







安「え？笑」









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だれかに呼ばれてる気がして目を開けたら


顔面の目の前に男の子···






てか、あれ、私いつの間にか寝てた？！









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安「よかった、熱中症で倒れてるんかと思った笑」









私の目の前にいる男の子は、制服のシャツのボタンを３つあけて、腕もひじまでまくってる






爽やかな男の子









「え、あ、」









誰ですか、って聞きたいのに相手の顔が近くて言葉をはっせない








ていうか、３年間ここに通ってるのに見たことない顔···








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