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『ねぇ、あのさ』
わちゃわちゃ喋り倒してた俺らだけど
Aが話し出すと一瞬で静かになる
『今日は本当にありがとう。俺さ、梵天のみんなに育ててもらったみたいなもんだから…まだガキだけどこれからもっと役に立てるように頑張るのでこれからもよろしくお願いします。』
そう言うと頭を下げる。
やべぇ、何か泣きそう。
でもここで泣いたらクソ灰谷に茶化される
そう思い涙をグッと堪えて周りを見ると
みんな泣いてんだけど…？
｢Aはよくやってくれてるよ、それはみんな分かってる｣
『マイキーくんっ…』
｢そうだぜ？俺と並んで仕事出来んのなんてお前ぐらいだ｣
『ココぉ…』
｢この歳で幹部なんて大変かもしれねぇが、俺らはいつでもお前の力になるからな｣
『鶴蝶…』
｢むしろ俺らより優秀じゃん…｣
｢え、俺ら？｣
『蘭も竜も立派な俺の上司だよぉ…』
みんなして泣いてるけど一応反社である
そんな俺も涙がボロっボロ出てくるわけよ
『はるちよお兄ちゃんっ…』
俺の手をぎゅっと握って泣き出すA
｢泣くなよ…俺まで泣いちまう｣
｢もう泣いてんじゃん…！｣
｢兄ちゃんシぃ！！｣
うるせぇ灰谷はとりあえず無視しよう。
『はるちよお兄ちゃん、男手ひとつで俺をここまで育ててくれてありがとうっ…俺多分他の子みたいに良い子にはなれなかったよね、たくさん怒らせちゃったし…』
｢は…？俺の弟なんだから…良い子に決まってんだろ…？｣
『…あのね、俺ね、はるちよお兄ちゃんが大切だよっ…』
｢兄ちゃんもお前が一番大切だ…｣
ガチ泣きの俺とAと
そのやり取りを見てたボス含め他の奴らも
何故かガン泣きで夜まで熱く語りこの場を締めた。
家に帰って2人だけの空間
肩に擦り寄ってくるA
『俺さ、成人したけど独り立ちとか無理だからね』
｢誰も出てけなんて言ってねーだろ｣
『じゃあこれからもずっと一緒にいてもいい？』
｢兄ちゃん薬中でもいいならな｣
『ふふっ、薬中でもだ〜いすきっ！』
俺の弟はクソ可愛いので
もうしばらくは可愛がってやろうと思う。
end.
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一尺八寸一犀 - ンンッ…可愛い///主人公君好きです！ああ〜春千夜君も可愛い〜…。とても素敵な作品でした！！これからも頑張ってください！応援してます╰(*´︶`*)╯♡ (8月23日 10時) (
レス) @page49 id: 58171344cf (このIDを非表示/違反報告)
ムー - 9 の最後のママ友のやつ笑いました(笑)苦労人になってるハルチ新鮮で面白かったです！ (2023年1月16日 23時) (レス) @page9 id: 812daaa6d6 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - この話今まで見てきたやつの中で一番好きです。何度も見に来ちゃいます（ ; ; ） (2023年1月9日 1時) (レス) id: 963d301a2a (このIDを非表示/違反報告)
お稲荷さん()(プロフ) - え、ヤバ。尊。 (2022年11月5日 16時) (レス) @page47 id: 6286f41068 (このIDを非表示/違反報告)
ねここ(プロフ) - 短編集見てみたい！えちえち待ってますよ (2022年2月13日 18時) (レス) id: 976bfd9362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mmmm | 作成日時：2021年7月23日 20時
