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「…っえ、」
振り向けば、既に遠くなっていく先輩。
なんか、怒ってた？
もしかして、本当に帰ったらどうしよう。
だってあんな顔・・・
北「玉森のあんな顔、初めて見たわ。」
同期の、北山先輩でさえも…
北「最近、あいつおかしいんだよ
この前の飲み会でもなんかピリッとしてたし」
「え、そうなんですか？」
北「慣れてない人に一気させるな！って
初めて玉森に怒られたよ(笑)
感情的にならないやつだと思ってたから、びっくりしてさ」
なんか、わからないけど。
胸がぎゅーってなって。
気付いたら、私は北山先輩を押しのけて
エレベーターを連打して、
まだ来なかったから階段急いで降りて、
必死で、彼の背中を追いかけた。
なんで私こんなに必死になってるんだろう。
でも、
"寂しいんです"
あんな寂しそうな表情を見てるから。
私のために初めて感情的にまでなって言ってくれていたから。
さっき会ったくせに、
もう会いたくなっちゃって。
「はぁはぁはぁ…」
こんな走ったの、いつぶりだろう。
外は真っ暗で、
私の走る音がビル街に響き渡る。
きっと、まだ帰ってないはず…
玉「朝霧さん・・・？」
「え、、あ、、いた・・・。」
あまりにも玉森先輩は想像していたよりも
平然としていて、
私は思い切り胸を撫で下ろした。
会社の外のガードレールに体重を預けて
よっかかっていた。
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裕太 - このみ (2021年8月9日 13時) (
レス) id: 25b3f023e7 (このIDを非表示/違反報告)
かな - こんにちは！私涼風さんの作品大好きで、載せてある作品も全部拝見したことがあります！衝撃でしたが納得です。笑ここまで飲み込まれる作品、素敵だなと思っていたので！これからも応援しています！ (2021年7月22日 16時) (レス) id: 0aabf425eb (このIDを非表示/違反報告)
り(プロフ) - もう更新はないのかなって思ってたから本当に嬉しいです…。しかもあんな玉森先輩の呼び捨てとか不意に出るタメ口が好きすぎます！！これからもゆっくりでいいので更新待ってます。 (2021年7月22日 15時) (レス) id: 16253f3e09 (このIDを非表示/違反報告)
000(プロフ) - さつきさん» そう言ってもらえて凄く嬉しいです。ありがとうございます！ (2021年5月23日 21時) (レス) id: 93533482e6 (このIDを非表示/違反報告)
さつき - 面白いです！続きが気になる！！ (2021年5月20日 0時) (レス) id: 16253f3e09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：000 | 作成日時：2021年5月19日 19時
