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第46話 ページ6

ーAsideー


あー今日は学校早く終わったぁ〜!


…ん?


煙が立ってる…


あれ私の家じゃない?!


…おそ松っ!


________


やっぱり私の家だ。


妖怪の火だからなのか、他の人からは見えてないらしい。


私は玄関のドアを開けた。


すると、そこには昼間会った兄弟さんたちと、いつもとは全く違う姿のおそ松がいた。


おそ松は烏天狗の首を締めていた。


私は止めなきゃと思ったが、怖くて声をかけられなかった。


けど、おそ松の目からは涙が出ていた。


こんな姿だけど、それでもおそ松はおそ松だ。


自我がないだけ。


きっとおそ松の本性は泣いている。


今流れている涙は、助けを求めている証拠。


誰かしら助けてあげなくてはならない。


今の状況で自由な身なのは私だけ。


なら、私が助けなくては。



A「もうやめてぇーーー!!」



私は叫んだ。


人生で一番の声だった。


私に気づいておそ松が振り向く。


首を締めていた手を止め、私のほうに近寄る。


遠くから見たらわからなかったが、目に殺気がすごい。


殺人鬼のようだった。


そしておそ松は私の首に手をかけて、どんどん力を入れた。


ゆっくり締めていく動作から戸惑いを感じた。


きっと自我が行動に否定をしているのだろう。



ここからが私の作戦の実行だ。


残酷な作戦だけど、私にはそれしか浮かばなかった。



A「…ごめんね。」



首が完全に締まる前に私はおそ松の首をコンパスで刺した。


私の前を血飛沫が舞う。


地面はおそ松と同じ赤色に染まっていった。



ああ、私って、最低だね。



本当にごめんなさい。



私の中の最善策は、それしか浮かばなかったんだ。





NEXT?ーーーーー→

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P子先生(プロフ) - あやむーさん» 妖怪松いいですよね〜(´∇`)私も好きですヽ(*´∀`)ノ (2017年7月9日 5時) (レス) id: be24eeb8e5 (このIDを非表示/違反報告)
あやむー(プロフ) - ドキドキ&ニヤニヤしながら見てます!妖怪松もおそ松兄さんも凄い好きなので嬉しいです! (2017年7月9日 2時) (レス) id: 4677658d0e (このIDを非表示/違反報告)
P子先生(プロフ) - (**-- --*)#さん» そうなんですよー3に行くんですよー…狐の呪いシリーズそろそろ終わりなので、最後まで見ていただけると嬉しいです! (2017年4月15日 15時) (レス) id: be24eeb8e5 (このIDを非表示/違反報告)
(**-- --*)# - ついにこの作品3へ行くのかー狐の呪いシリーズ大好きなので、これからもがんばって下さい!応援しています! (2017年4月15日 15時) (レス) id: d2b004afdc (このIDを非表示/違反報告)
P子先生(プロフ) - 名無しさんさん» あ、ありがとうございます!見ていただいたうえに評価まで…!感謝しかないです!頑張ります! (2017年3月19日 15時) (レス) id: be24eeb8e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:P子先生 | 作成日時:2017年3月10日 23時

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