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第78話 ページ38

ーーおそ松sideーーー


おそ「ん…………



ここは………



俺の意識のなか………?」





どうやら俺は、意識の中にいるらしい。



いや、籠っている…のだろうか。



そこらへんは俺もあまり理解できない。




真っ赤な意識の中では、時間の経過が分からない。



だから、自分があと何日こっちにいられるのかも分からない。






………ってあれ、なんで俺は


意識の中にいるんだろう。




目覚めればいいだけのことなのに、何故か体が動かないんだ。



ん、足に重みが…………




…………………っ?!




なんだよ、これ………!!!






足元を見て心臓が止まるほどびっくりした。





だって俺の足に、無数の死体がしがみついてるんだもん。




しかも、100匹程。




死体A「お前ェ…………っ


よくも私たちを…………っ」



死体B「まだ生きていたかったのに………


何故殺した………っ」



死体C「どうして他の奴にしなかった…?


どうして俺を選んだんだよ…………っ」





ちょ、こいつら生きてんの?




けど、こいつら見覚えがある………。




多分、というか確実に……



こいつらは俺が殺した奴だ。




死体D「お前は、自分だけ幸せになろうと俺達を殺してきた………


けど俺達の幸せを奪ったのはお前だ………!!!」




死体「「「お前なんて………消えちまえ!」」」





死体達が地面に引き込むように俺に襲いかかる。




俺、お前らを殺すつもりで生まれてきたわけじゃねぇんだけどな……




恨むなら、呪いを恨めよ。




ああ、どうして俺が恨まれるんだろうな。






俺はどんどん死体に埋もれていった。



下半身は奴らに食い散らかされ、俺はもうボロボロだ。




もう……いっそこのまま死んでも………



悔いはない………か。






A「…………松!!


……そ松!!!


…おそ松っ!!!!!」





A……………?




………そうだ。



まだ死んではいけない。




Aが俺を、待っているんだ。



だからここでこいつらの餌食になんてなるもんか………!




おそ「あ″あ″あ″あ″あ″あ″あ″っ!!!


離せぇぇぇぇぇっ!!!!」




俺は手で死体達を出来るだけ振り払い、


助けを求めるように手を上に伸ばした。




おそ「A……………っ!」






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P子先生(プロフ) - あやむーさん» 妖怪松いいですよね〜(´∇`)私も好きですヽ(*´∀`)ノ (2017年7月9日 5時) (レス) id: be24eeb8e5 (このIDを非表示/違反報告)
あやむー(プロフ) - ドキドキ&ニヤニヤしながら見てます!妖怪松もおそ松兄さんも凄い好きなので嬉しいです! (2017年7月9日 2時) (レス) id: 4677658d0e (このIDを非表示/違反報告)
P子先生(プロフ) - (**-- --*)#さん» そうなんですよー3に行くんですよー…狐の呪いシリーズそろそろ終わりなので、最後まで見ていただけると嬉しいです! (2017年4月15日 15時) (レス) id: be24eeb8e5 (このIDを非表示/違反報告)
(**-- --*)# - ついにこの作品3へ行くのかー狐の呪いシリーズ大好きなので、これからもがんばって下さい!応援しています! (2017年4月15日 15時) (レス) id: d2b004afdc (このIDを非表示/違反報告)
P子先生(プロフ) - 名無しさんさん» あ、ありがとうございます!見ていただいたうえに評価まで…!感謝しかないです!頑張ります! (2017年3月19日 15時) (レス) id: be24eeb8e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:P子先生 | 作成日時:2017年3月10日 23時

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