絶対拒否2 Kei.Inoo&Daiki.Arioka

＊ 18日更新 ページ34

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3日間なんてあっという間で、皆んなとの仲は深まったのはもちろん



一番は、私と慧さんの関係が変わったことが大きな変化。





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慧「何入ってんのこれぇ、めちゃ重い」





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鼻筋をくしゃりとさせながら笑った慧さんの手によって、私の荷物は奪われていく。








「わ、ぇ、自分で持つからいいですよ…！」







慧「大丈夫、筋肉ムキムキだから」





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どこが？って感動するほど綺麗に声が揃ったツッコミに笑ってしまう。







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帰りのバスは行きと同じ席。









なのに、私より先に入った慧さんが真っ先に向かうのは








慧「…知念くん、だっけ？




頼む、席変わってくんない？」








綺麗な手をパチリと合わせてお願い、と顔を歪めている。








頼み込む慧さんびっくりして、その場で固まってしまう。






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知念「………いいですよ、どーぞ」









ありがと、って嬉しそうに歯を見せる慧さんにキュンとしてしまう。






…どうしよう、嬉しい。







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A「…ぅ！？うー、」








知念くんとのすれ違いざまに、いきなり片手で潰される頰っぺた。







タコみたいな間抜けな顔してるのが見なくてもわかる。







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知念「よだれ垂らさないように、」








クス、と笑うとヒラヒラと手を振り席に行ってしまうその姿。






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カアァ、と赤くなる顔が熱い、





思わず頰っぺたを押さえる。





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慧「……早くおいでよ」








少しだけツン、と尖った声色が聞こえる。








A「…あの…隣、嬉しい…です、」








素直な気持ちを伝えながら隣に座ると、








慧「何それずりぃー……」







困ったように眉毛を下げて笑っている。








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慧「…俺も、Aちゃんの隣ゲットで興奮してる(笑)」






照れくさそうに鼻の下を擦る慧さん。





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…もう、好きで溢れそう。

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