【悲報】ドSに挟まれた件について。【銀魂】

九回目。 ページ10

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してやったり顔な銀時を少し睨む。


「もう！行くよ！」

「おーう。」


くそー。少しでも喜んだ自分が悔しい。
いや別に嬉しくなかったし。気のせいだし。

今日1日であと何回いじめられるのか…考えると不安だけどとりあえず頑張ろう。
ぐっ、とガッツポーズして意気込むと、隣から吹き出すような笑い声が聞こえた。


「お前って…見てて飽きねーよな。」

「え、何が？」

「さっきからずっと百面相してんじゃねーか。むくれたり、ため息ついたかと思えば、いきなりガッツポーズするし。おもしれー。」


すごく恥ずかしい、見られてたんだ…！
つい何か言い返そうかと思ったけど、銀時があまりにも楽しそうに笑うから私まで笑ってしまった。


「見られてるなんて思わないもん。」

「見るに決まってるだろ、Aが隣歩いてんだから。」


「…？なんで私が隣歩いてたら見るの？」


私がそう問いかけると、銀時はこっちを向いて不思議そうな顔をした後、固まった。


「あ、え？俺そんなこと言った？」

「うん、言ってたよ。」


顔が引きつってる。
そんなに私に言いにくいことなのかな…

歯に青のりついてるとか？
寝癖直せてない？



「あー…その…あれだ。それはー…」

銀時が口を開いた。


「それは…？」

つい息を飲む。
どうしよう、事によれば私明日から銀時と顔合わせられないよ…？


同じように息を飲んだ後、銀時は、




「お前が……すっ………すげぇチビだからかな？」


なんて言った。


かっちーん。

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