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『たっ、助けてー！！』
「姫ー！！」
「はいOK。Aさん前より上手くなってるじゃん。」
『あっ、ありがとう…!!』
「じゃあ、20分くらい休憩で〜」
−−−
ふぅ…、疲れた。
文化祭まで後1週間になり、各係急ピッチで完成へ向かっている。
役者班は現在二手に分かれて練習中。
もうすぐクロノアさんのところも終わるはず…
s「Aちゃん！」
『あ、しにがみくんお疲れ〜！』
s「ありがとうございます！さっき褒められてましたね…！とっても上手でしたよ！」
『いやいや〜！ 演劇部には適わないよw』
s「まぁ…それなりのプライドがありますしね！！」
k「しにがみくん、Aさん、そっちも休憩中？」
『あ、うん…！』
s「クロノアさん、そっちはどうですか？」
k「まぁいい感じだよ。そっちは…そういえばさっきAさん褒められてたよね？」
『え！うん…！もしかして声聞こえてた？』
k「まぁちょっとね…ほんとに上手だったよ！」
『ありがとうっ…！ 私もクロノアさんの演技みたいな〜…』
k「え〜…でもまぁ今からじゃない？一緒にするの。」
『あ、そっか』
…今からクロノアさんと一緒に練習か、
私たちは、主役とヒロインだけど一緒にいる場面は少なくて、最初と最後だけ。
どうやら、最後の問題のシーンは本番のみ、するみたい…
ほんとに助かった…
練習でもするとなったら、私の心臓はもたないに決まってる。
「もうそろそろ再開するよ〜」
『あっ、うん！ 分かった！』
−−−
『今日はいい天気ね、』
k「そうですね、姫」
劇の冒頭。王子様とお姫様の何気ない会話。
普段、クロノアさんと一応普通に話せるようになってきたものの、劇となると予想外に緊張してしまう。
いつも通り目を見て話してくれているだけなのに、いつもよりドキドキする。
『こんな日には、お出掛けしたいわっ…』
「−−」＿
−
「OK〜。次最後のところね。」
『うん、』
−
k「姫…！」
『王子様っ…！』
「…はい、ストップ」
「Aさん、さっきから声裏返ってるけど大丈夫？」
『あっ、ごめん…！ 大丈夫…ちょっとお茶飲んでくるね』
−
『…』
s「…Aちゃん」
『…わっ！びっくりした…』
s「声、大丈夫ですか？クロノアさんも心配してましたよ」
『う、うん…大丈夫』
s「…Aちゃんも乙女なんですねぇ〜」
『え！？あっ、やっ、その…！』
s「図星ですか？笑」
『…誰にも言わないでね』
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市(プロフ) - 今気づいたんですけど評価が赤色になってる!! やった!! (6月29日 21時) (
レス) id: 2b61322586 (このIDを非表示/違反報告)
市(プロフ) - 黒灰白有無％さん» 檸檬やっぱりいいですよね!! 自画自賛出来るほどこの作品は気に入ってます!! 続編も読んでくださり感謝感謝ですTT (6月29日 21時) (レス) id: 2b61322586 (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無％(プロフ) - 本当にどれもいい話なんですけど 檸檬 が超好きです！個人的に転生後は幼馴染で戦争に行った時みたいに引越し(お別れ)になり今世では再開できる的なのを思い浮かべました!色々想像が広がりますし、本当にどれもいい話で大好きです！続編も続けて読めせていただきます！! (6月20日 2時) (レス) @page24 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
市(プロフ) - らいさん» 嬉し~です🥲ありがとうございますᐡ- -ᐡ (5月26日 0時) (レス) id: 2b61322586 (このIDを非表示/違反報告)
らい - 檸檬本当にいい 最後の手紙でガチ泣いた (5月12日 19時) (レス) @page24 id: feb55afa1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sumi | 作成日時：2021年6月23日 0時
