〜御三方と住んでみよう【2BRO.】〜

できること（おつ） ページ30

夜中、のどの渇きで目が覚めた。






スマホで時間を確認すると午前3時前。






(眠い.......けど、飲みに行くか…)







部屋を出ると、廊下にはリビングからの光が漏れていた。







(まだ誰か起きてるのかな)









そっとリビングへのドアを開けると、
テーブルに突っ伏しているおついちさん。
(どうしても''おついち''と呼べない私)






規則正しく背中が上下している感じからすると、寝ているっぽい。







おついちさんの前には編集画面が映ったノートパソコンが。









(最近のおついちさん忙しそうだったもんな...)






家事をしつつ、動画編集や自身のYoutube活動に加え外部との仕事のやりとりが多かったらしく、
兄者たちと打ち合わせをしているところをよく見かけた。








少しでも力になれたらと思い、私も家事の手伝いを試みたけど...(非力だった...)






やはりそろそろ限界だったよう。








ソファにあったブランケットをおついちさんにかけて
私は水を飲みにキッチンへ。









喉を潤してから、おついちさんの寝顔を観察してみようとテーブルに座る。






(...まつ毛なが〜い)





こんなまじまじとおついちさんを見るのは初めてだと思う。



鮮やかな緑の髪に長いまつ毛。スラッとしているけどパワー系。そして少し高めの声。料理も上手いし、仕事もバリバリ。服もおしゃれだし。





(40歳代と思えん)






でもそんなおついちさんだからこそ
無理をしてこんなところで寝てしまうぐらいに頑張ってしまうんだろう。









(いつもありがとうございます)









テーブルで寝ているおついちさんをベッドまでそっと運べるような力がない私は、日頃の感謝をこめて僭越ながらおついちさんの頭を撫でる。

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