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《もし俺が行かなくて、Aちゃんに万が一億が一何があったらここのみんなに怒られるだろ》
『待て、億が一ってなんやねん』
万が一だけで良くないか？？
私が突っ込むと、３人の笑い声が聞こえてきて口を尖らせる。
《とにかく嫌がっても迎えにいくからちょっと待ってて。もう家着く。鍵とったらすぐ行くから》
『…………わかった。じゃあお願いします』
結局私が折れて、かるてっとさんを待つことに。
それから数分、くだらない話をして声を殺しながら笑った。
段々手足が冷たくなってきたな。
ふーー、と手に息を吐く。
やっぱりお願いして正解だったかも。このまま外で過ごしてたら凍死してたかもしれないわ。
《あ、もう着くわ》
かるてっとさんの言葉が聞こえたと同時。トン、トン、トン、と階段の上がる音が聞こえてきた。
……え、もしかしてお隣さん？だったらどうしよう。挨拶？とりあえず挨拶だよね。
《今日はゲームします？》
あわあわする私に気づくわけもない3人の会話がイヤホンを通して聞こえてくる。
《でもAちゃんは今日は出来ないよねぇ》
《そっかー。じゃあまた明日にする？》
『私のこと気にしなくて良いから、みんなでゲームやりなよ』
早口で返す。
階段の音が徐々に大きくなってきて、私はゆっくり階段の方へ視線を向けた。
トントン、と最後の段を上がってきた若い男。スマホを耳に当てて、楽しそうに話してる。
電話の邪魔をしない程度に軽く挨拶しよう…と立ち上がると、向こうも私に気づいてばっちり目が合った。
なんかーーーーチャラそうな男の人。
一瞬だからと思って、何も言わず通話のマイクをオフにした。
�爐海鵑个鵑蓮２�に住んでるものです、よろしくお願いします。��
よし、これでいこう。
そう意気込んで、口を開きかけた時、
「あ、すいません。家着いたんで一旦通話抜けます。Aちゃんまた連絡するわ」
『え、』
なんでだろう。かるてっとさんの声が目の前から聞こえる。
数秒遅れて、イヤホンから全く同じ言葉が流れてきた。
「お隣さん？…最近引っ越してきたんですけど。」
ーーー声が出せない。
なんで、なんで、なんで？
意味がわからない。
どうして、
『かるてっとさん…、』
目の前の男からかるてっとさんの声がするんだ。
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おゆき(プロフ) - りんさん» うわあ、嬉しいです…！でも心臓痛くなっちゃいましたか…ありがとうございました、と言っていいんでしょうか（笑）コメントありがとうございました。 (2021年4月15日 14時) (
レス) id: 1843c20691 (このIDを非表示/違反報告)
おゆき(プロフ) - 雪さん» 素敵だなんてありがとうございます！嬉しいです！自分のペースになりますが、楽しんで更新していきます！ありがとうございます！ (2021年4月15日 14時) (レス) id: 1843c20691 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - キュンキュンしすぎて心臓痛くなりました！ (2021年4月2日 10時) (レス) id: 1eb05cfcac (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 素敵すぎて一気に読ませて頂きました！また何回も読ませて頂きます。他の更新ものんびりと楽しみにしていますね。 (2021年3月6日 13時) (レス) id: 35fa8c2320 (このIDを非表示/違反報告)
おゆき(プロフ) - しめじさん» ちゃんと伝わりました！（笑）嬉しいです！ありがとうございます！次作もよかったらご覧になってください！ (2021年2月6日 9時) (レス) id: 1843c20691 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆき | 作成日時：2020年11月29日 9時
