何でも屋BinTRoLL

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その後すぐにしるこさんたちと合流して病院に向かった。


ついたのは大きな病院ではなく、山奥の小さな病院。


拳銃で撃たれたとなると普通の病院には行けない。ここはボスの知り合いだけが働いている病院。


すぐにAちゃんは手術室に運ばれた。


俺たちは椅子に腰掛けて、手術が終わるのをただ待っていた。



もう１時間は経つけど、手術中のランプがついたまま。……空気も重い。




そんな中、


か「あいつが指示を無視するの……初めてだよね」



ずっと俯いていたかるてっとさんが話し始めた。



し「確かに、そうだね」

は「無視して、1人で突っ走って、怪我までして………本当、馬鹿だ……」

い「目が覚めたら、お説教しなきゃね……」



いつもより荒い口調なのに一番苦しそうにしてるはこたろーさんの肩をいちはちさんが優しく叩いた。



病院につくまでテンパってた俺自身も少しだけ落ち着いてきて、さっきまでのことをゆっくり思い出す。



じ「なんで、あんなに必死になって女を追ってたんだろう……」



そして一番不思議だったことを口にする。


普段のAちゃんなら仕事の途中で撤退になっても『仕方ないよね』と、そこまで仕事に執着することはなかった。ましてや、指示を無視してまで尾行を続けることなんて。



み「………しるこさん、あの話。みんなにも話しといたほうがいいんじゃない？」


ずっと黙ってたみんべんさんが口を開いた。

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