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その後・6 ページ26

☆☆☆☆☆☆





「 キャー!! お二人ともそのお姿・・・ 」



若いメイドが悲鳴を上げたあと絶句しました


主夫婦の姿に驚いたのです


着ていたハイ・ブランドのワンピースとスーツは


土まみれ、草まみれで、あちこち破けていたのですから・・・


おまけに二人の顔も髪もすごい状態です


慌てふためくメイドたちに



「 ご主人様の前でみっともない声を出すものではありません 」



年かさのメイド長が叱責しました


その後、



「 お二人ともおケガはございませんか? 」



落ち着いた様子で謙太郎に聞いてきます



「 ない! 」


「 それはようございました


  では、浴室を準備いたしますので、汚れを落としましょう 」



そう告げたあと、他のメイド達にテキパキと指示を出します


別々に入浴(安井邸はバスルームを数室保有)し、着替えが済んだ二人



「 謙太郎様、ことり様、ごゆっくりどうぞ♪ 」



辰哉によって半強制的に二人が押し込められたのは・・・リフォームされた奥の間


なぜか謙太郎が買ったお土産まで置かれています



「 今日はお部屋違うの? 」


「 ・・・ 」



ことりはなぜこの部屋に連れて来られたのかわからないようです


ドアの外側では、照の呻き声と、辰哉の小声が聞こえてきます


きっと、ことりを救出に来た照の口と体を辰哉が押さえているのでしょう



「 ことり 」


「 なあに? 」


「 大事な話があるんだ 」



謙太郎は心を決めました


辰哉にお膳立てをされたのは癪にさわったのですが、


二人の距離を縮める大切な時間だと感じたからです





☆☆☆☆☆☆

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姫保(プロフ) - 優希さん» コメントありがとうございます。これからもキュンキュンなお話を書いていきたいと思います。 (2015年12月4日 19時) (レス) id: 29b0e5addf (このIDを非表示/違反報告)
優希 - 第1シリーズ完結お疲れ様です!めっちゃキュンキュンして2人が可愛かったです! (2015年12月4日 11時) (レス) id: 0f9364f020 (このIDを非表示/違反報告)
姫保(プロフ) - m1m0wmさん» ありがとうございます。もう感謝の気持ちと言葉しかありません!何回も繰り返し読んでいただけて、私もおやゆび王子達も幸せいっぱいです。 (2015年8月6日 23時) (レス) id: 000b5a5ba0 (このIDを非表示/違反報告)
m1m0wm(プロフ) - 読ませていただきました!想像したときの2人が可愛すぎて癒されました。このお話ダイスキすぎて何回も繰り返し読ませてもらってます (2015年8月6日 20時) (レス) id: 2659e69228 (このIDを非表示/違反報告)
姫保(プロフ) - NONAMEさん» うふふ・・・疲れがとびました。コメントありがとうございます(*´▽`*) (2015年6月3日 1時) (レス) id: 000b5a5ba0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:姫保 | 作成日時:2015年4月12日 22時

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