DRAMATIC 7

7号車を不機嫌にさせる ページ7

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久しぶりにお互いの休みが合って「泊まり行くわ」と喜色満面でやって来た太陽。彼と迎える朝は毎回清々しいほど良い天気で、いつもは鬱陶しいだけの陽の光もこの日だけは心地が良い。
晴れ男なんだなぁ、なんて感心しながら隣で寝息を立てている彼をぼーっと眺めているとふにゃあっと笑いながら目を覚ました。


「Aー…、」

まだ起きたない、と続けてぎゅっと抱きついてくる彼の頭を撫でて、朝ごはんの支度をする為に身体を起こそうとするも、私よりもずっと体格のいい彼の身体はびくともしない。

『ごはん作るから、ほら、』
「嫌や」

眉をひそめて首を横に振る。それでも身をよじって抵抗する私の胸元に顔を埋めながら「まだ隣居って、」と呟いて抱きつく腕に力を入れた。ーー ほどなくして、だらりと力が抜け切ったのを確認すると、やっとのことで腕から抜け出し壁にもたれかかる。

途端に彼の身体が起き上がったかと思うと、すぐ後ろの壁に片腕をついて視界を遮った。
「…居ってって言うたやろ」不機嫌そうに言うと、荒々しくキスして私の下唇を甘噛みする。


食欲よりも、圧倒的に君が足りない。
( 甘えてこないか待っとったけど限界やわ )

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