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2/2 you.
どのくらい経った頃か、息を切らして横になっていた彼の携帯がテーブルの上で大きな音を立てて振動し始め、呼吸を整えながら私の上を跨ぐと、ちゅっ、と頬にキスして携帯画面を覗く海。
「もしもし、…どうした？」
うつ伏せのまま顔だけ彼の方を向いていた私に口パクで ' 彼女 ' と伝えると、携帯を肩で挟むようにして脱ぎ散らかしてある服の中からズボンを取って脚を通す。
「…ごめん、うち来てるみたいだから帰る」
電話を切ってこちらを向くと、一番上のシャツのボタンを閉め忘れたまま上着を羽織る海を呼び止めてシャツに手をやる。
『じゃあね、』
「じゃあねって何だよ。またね、の間違いでしょ」
彼の言葉を訂正しないまま笑って、腑に落ちない顔をしている彼を入り口の方まで誘導すると、『ほら、彼女待ってるよ』と背中をぽん、と叩いて強引に見送る。
重たいドアの閉まる音、最後まで怪訝そうに私を見ていた海。少しだけ濡れた目尻を拭ってサイドテーブルに置かれた指輪をはめ直し、彼が出てから一時間ほど後にホテルを出た。
「 好きになったらおしまい…約束ね 」
そう言って私にキスして始まった関係。お互いどこに住んでいるのか知らないまま、絶対に分からないように慎重に続けてきた。
パートナーへの背徳感に苛まれる中で、彼女とのことを楽しそうに話す姿を見て胸が痛むようになったのはいつからだろう。
ごめんね、とっくに約束破ってた。
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sheep(プロフ) - りんさん» ありがとうございます(*´ω`*)気まぐれ更新で申し訳ないです…！頑張ります！ (2017年11月11日 1時) (
レス) id: 4d3ab07cfa (このIDを非表示/違反報告)
りん - すごく素敵です！続き期待してます！ (2017年11月9日 19時) (レス) id: 6430758306 (このIDを非表示/違反報告)
sheep(プロフ) - 福田キャットさん» コメントありがとうございます（ ; ; ）うれしい…！そう言って頂けると益々頑張れます！ありがとうございます（ ; ; ） (2017年10月24日 1時) (レス) id: 4d3ab07cfa (このIDを非表示/違反報告)
福田キャット(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらっています！これからも頑張ってください！ (2017年10月23日 21時) (レス) id: 02d1fbcb72 (このIDを非表示/違反報告)
ネオンガール(プロフ) - sheepさん» こちらこそありがとうございます！遅くに何回もごめんなさい！じゃあ明日（もう今日だ笑）行きますね！おやすみなさい＾＾ (2017年10月7日 0時) (レス) id: eac264aa47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sheep | 作成日時：2017年10月2日 4時
