青城マネは喋れない!!【ハイキュー！！】 (ページ24)

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Aサイド

「……あ!!マッキーにまっつん!!もぉう、ビックリしたよ～。岩ちゃんに聞いたら先に行ったって言うし、来てみたら来てみたでいない…し…。……ねぇ、なんで二人が紫吹のこと手伝ってるわけ?」

……なんか面倒くさい予感がする

「んぁ?……あぁ。早めに来たし、やることねぇから手伝おうかな、と」

「俺も同じく～」

どうやら怪我をしていることは隠す方向らしい
まぁ、確かに及川先輩にこれバレたら自覚が足りない云々言われそうだもんね

「え～?本当に～?」

「本当だって」

「しつけぇ男は嫌われんぞ～?前、彼女にフラれたろ?」

「それ関係なくない?!」

「及川うるせぇ！!」

「岩ちゃんの方がうるさ…フベラッ!!」

……岩泉先輩が投げたバレーボールが見事に顔面直撃した…
なんか……痛そう

イタタ～、だから岩ちゃんはもてな…ホゲッ!!ってさっきの二の舞をしている及川先輩はもうおバカとしか言いようがないと思う

はぁ、と溜息をついてからタオルを隅に置いてしまう
……結構、タオル持つのも辛かったんだよね
枚数が尋常じゃないから重さも見た目以上にあるし

軽く痛みを訴える部位をさする
熱を持っているそこは触るだけでもかなり痛い

兎鞠にばれたら……やばいな
今度こそセコムが発生してしまう気しかしない

……後のことは後で考えるとしよう

まず、今は……

『そろそろ朝練始める時間ですよ』

「ありゃ、もうそんな時間ですか」

「及川のせいで、俺らの貴重な時間が……!!」

「及川はいつも余計なことしかしねぇからな」

「揃いも揃って酷くない?!」

……あれ?そういえば日芽香ちゃん、まだ戻ってきてないな……
どうしたんだろ?

そんな呑気なことを考えていた自分を殴ってやりたい
今から特大の爆弾がおとされるぞって

及川先輩が、面倒な案件を持ってくるぞって

「……まぁ、いいけどさ。一つ聞くよ?……なんで紫吹はさっきから腕、庇ってるわけ?」