Program Me 3

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(小野 side)

チャンスが転がっていたら迷わず拾うもんだって思ってた

なのに、十人十色って言葉はまさにそうで。


拾わない人もいるし、

拾ってもものにならない人もいる、

諦めずに探し拾い続ける人もいれば、

確実になるまで待ってる人もいる、

ものにしたけど消えちゃった人もいるし、

自分のところに転がってくるのを待ってる人もいる、


6人のこと見てると本当、思うんだよね。

性格も、考え方もバラバラで、リーダーなんてやってるけどまとまる気配なんて微塵もないし、でもそこがむしろ良くって…面白い

番組とか、企画はね？

恋愛沙汰なんてもっぱらこのグループにはないと思ってた、

だけど彼女というチャンスが俺達7人の前に転がってきて、

「さぁ、どうぞ」ってスタートの合図がなった時にそれぞれがどうするか。


最初に拾ったのはじゅんじゅん

最初からとりやすい位置にいて、俺達を見向きもせずに拾っちゃって

ずーっと大事に持ってたのに、
三年前ふいにそのチャンスを落としてしまった


じゅんじゅんの持ってるチャンスを必死に見守っていたのは立花くん

三年前、ふいにじゅんじゅんが落としたのをきっかけに立花くんはそのチャンスを拾い上げた

だけど、なかなか上手く持てないでいるんだ


立花くんと一緒に見守って、いろんな方法でそのチャンスを拾い続けてるのは日野くん

素手で拾い続けてる立花くんの横で、いろんな方法を使ってそれを拾い上げようと試みてるんだ

時々、立花くんを支えながら…


その2人を見つめながら手を伸ばすまではするけど届かないのが近ちゃん

不思議なもんで、近くにいって拾えばいいのにいつも遠くから手を伸ばすんだ

届かないって分かってるのに…


遠くの方で全体を見ながら、いつか隙ができた時を見計らってるのはまじー

じゅんじゅんが諦めた時、
立花くんが諦めた時、
日野くんが諦めた時、
近ちゃんが諦めた時、
俺が諦めた時、
菅ぽんが諦めた時、、、

あくまでもみんなを優先的に、誰も拾えず諦めた時にゆっくりと時間をかけて拾えるように、

いつも準備万端で、その隙を見計らってる


ふらふらーっとしながら、いつかこっちに転がってくれるんじゃないかって待ってるのが菅ぽん

拾いにいって拾えなかった時悲しいし、
拾えたとしてもみんなを蹴落としてまでは拾いたくない、

だから、待ってるんだ。
偶然だったら誰も文句は言えないでしょ？

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