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白いイケメン(ルパン・次元) ページ20

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「不二子姉さん、これって誰なの?」





と指差す先に、白いマントに身を包む好青年の笑顔がそこにあった。





「ん?ああ、これはキッド様よ。」




確か今、日本で話題になってるイケメンなんだっけ、と思い出したAに不二子は思わぬ提案をしたのだった。





「えぇえ!不二子姉さんはそのキッド様と知り合いなの!?」




「ええ、そうよ。だから今度会うときに少し、イタズラでもしようかしらと思ってね。」





その、簡単に言う不二子のイタズラとはキッドが盗む宝石を横取りするというものだった。






「それはキッド様、流石に怒っちゃうんじゃないのかなあ」





今人気のイケメンに嫌われるのはあまり
気がすすまないAだが、自分の尊敬する不二子姉さんには従うのだった。




そんな建前を壊すと実は、今人気のイケメンを生で見てみたいAなのであった。









「ぬぁぁぁにぃぃいい」




先ほどからコソコソと動き回っているAと不二子を不審に思ってルパンは盗聴器を仕掛けたのだが、思わぬ人気のイケメンの登場に思わず声を上げたのだった。




「何かあったのかな、ルパンさんよ」





この世の終わりの顔で興奮したルパンとは裏腹に片手に酒を持ってソファに沈む次元はいたって落ち着いていた。





「これが、落ち着いてなんていられるかぁ!Aがキッドに興味持ちやがったんだぞぉ!」






「おっと、お前さんも今時のイケメンとやらには敵わないんだな」





クククと笑う次元に怒っているが、頭の片隅では想い人であるAの意識を自分に向けさせる方法を必死になって考えているのだった。





また、そんなルパンと同じように次元もAの意識を自分に向ける方法を考えているのだった。









「さあ、A準備はいい?」


「うん!こっちは任せてね!」







そして今夜、約1名のイケメンが悲鳴をあげる事になったのだった。







_END.

ジェネレーションギャップ1(次元)→←不二子の思惑(不二子・五ヱ門)



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チェシャ猫(プロフ) - リクエスト良いですか? (2022年12月28日 18時) (レス) id: af2b388f3f (このIDを非表示/違反報告)
さかなのしっぽ(プロフ) - シーナさん» リクエストありがとうございます! (2020年6月16日 2時) (レス) id: e4b8216cb7 (このIDを非表示/違反報告)
さかなのしっぽ(プロフ) - ジンloveさん» ありがとうございます! (2020年6月16日 2時) (レス) id: e4b8216cb7 (このIDを非表示/違反報告)
シーナ - リクエストです【男性恐怖症の夢主と次元】と【一国の姫の夢主に次元が迎えに行く話】と【ルパン一味に愛されてる夢主が敵に誘拐される(次元)】をお願いします!! (2020年5月29日 0時) (レス) id: e97b238670 (このIDを非表示/違反報告)
ジンlove - とっても面白いですね。 (2020年5月20日 16時) (レス) id: c6e3be00f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きのうのひるごはん | 作成日時:2019年6月16日 2時

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