自覚してもらいます! ページ31
☆ 廉耶・side ☆
マズイな…
「玉先輩、Aの 荷物 持ってくれません?」
まずは、玉先輩。
「いいよ〜 Aちゃん それ ちょうだい♪」
俺の後ろに隠れながら 腕だけ 差し出す。
荷物を 受け取るが…
「Aちゃん?どうしたの?」
気づくよな〜… この変な態度は…
「あ〜… うつ伏せに寝たらしくて 瞼が腫れてるんすよ… 見ないでくれませんか?」
苦しい言い訳だな…
「腫れてるの?大丈夫?」
覗き込むな!!
「う、うん… 」
服… 引っ張り過ぎ… 首… 苦しいかも…
次は ガヤ先輩… うわ〜… 顔が… 厳しいな…
「楓、何時の電車だっけ?」
不本意だが コイツを利用しない手ない。
案の定、俺の側にきた。
ぐいっと 引っ張る。
「なに!?」
皆に 見えないように、口を押える。
(「頼みがある、ガヤ先輩と 玉先輩を Aから 遠ざけてくれ」)
目を見て話す。
感が良い女だ わかるはず。
「いいよ♪ そのかわり… ♪」
わかってるよ… なんかすればいいんだろ…
抜かりない奴…
「藤ヶ谷先輩〜 玉先輩〜♪あのですね〜… 」
声を掛け Aから 遠ざけてくれた。
皆で 駅に向かって 歩き出した。
感が良いのが… みつ先輩…
(「どういうことだ… 」)
俺の後ろの Aを 見ていた。
この人は、もう… Aのことを 諦めてるはず…
諦めてなかったら 冷静には見れない。
(「実は… 」)
Aのことを 話した。
Aは、俺たちの後ろを とぼとぼと 離れて歩いていた。
(「… で、本人 気づいてないから 厄介なんです」)
Aに聞えないように みつ先輩に耳打ちした。
大きく溜め息…
(「困った奴… しかし… 廉耶、どうするつもりだ?」)
みつ先輩が 俺に言ってきた。
(「自覚してもらいます。コイツに」)
首だけで Aを 指す。
「… そうか… わかった」
Aを 撫でた。
「A、逃げるなよ」
Aが 顔を上げ みつ先輩を見た。
『逃げるなよ』
気持ちと 向き合ってほしい…
自分が 誰を一番好きなのかを 気づいてほしい…
「えっ?」
わからないって 顔。
「ほら、来い。電車に乗り遅れるぞ」
2人で 手招きをした。
「うん… 」
そう言うと 俺たちの所に 駆けてきた。
「元気出せ、俺たちは いつでも お前の味方だ。何があっても」
Aが 少し笑顔になった。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
288人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
由貴(プロフ) - こんばんは!!凄く良いですね!! (2015年6月18日 1時) (レス) id: bf39404b50 (このIDを非表示/違反報告)
ぷにゅぷにゅまろん*(プロフ) - いぇいぇー。こちらこそ、こんな素敵な作品に出逢わせていただきありがとうございます☆(*´∀`/*)私、俺足族のたいPファンなので、くしゃみがとまらない! (2015年5月9日 20時) (レス) id: b1a590464e (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - ぷにゅぷにゅまろん*さん» 天才!?なんと!?私!?なんて言うことを言ってくれるの〜〜!!ありがとです。ぺこり。きゅんきゅんするとクシャミが出るの??面白いですね!!小説のネタになりそう!!メモメモ… と。あ、初めまして亀しゃんです。長い「青蘭」を読んで頂きありがとうです! (2015年5月9日 19時) (レス) id: 5525564cd8 (このIDを非表示/違反報告)
ぷにゅぷにゅまろん*(プロフ) - うわー。天才ですね!!胸が痛い。私って、きゅんきゅんするとくしゃみ出ちゃうんですけど、風邪引いたみたいになりました(笑)頑張って下さい♪ (2015年5月9日 13時) (レス) id: b1a590464e (このIDを非表示/違反報告)
りり - 凄い面白い (2014年4月4日 2時) (レス) id: a1b1fa48b2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:亀猫 | 作成日時:2012年6月23日 13時