【BTS】ブスと罵られる紅一点の奮闘

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YG side



『zzZ………』



不細工面して寝るA。邪魔だから置いてってやろうかなんて思ってしまう。





こいつは馬鹿だから、俺たちが居ないと生きていけない。

一生俺たちが居なきゃ駄目なんだよ、こいつは。



…ったく。面倒くせえ奴。





ぽっぽ、なんて言われたらどう考えても俺たちはキスまで行っちゃうだろ。

普通に考えろよ。馬鹿。アホ。



「おい、起きろって…」

『ん……』




肩を揺らせば何を思ったか俺の腰に抱きついてくる。





分からない。


何故か。何故か鼓動が早くなるのを感じた。





…酒が飲めない。やめろ、ほんとに。






TH「俺が送りますよ、ヒョン。」

「……俺が送る。」




責任取れよ。なぁ。


お前のせいでこうなっちまったんだぞ。






JM「ずるいですよヒョン！！じゃんけん！」

「…無理。」



Aのことになると無茶苦茶になるのが俺たちで、ブスブスばっか言ってても生憎恋愛対象で。





あー、くそ。意味分かんねぇ




…俺だって男なんだよ。





変な意地を張って姫抱きしてみると酒の匂いとAの匂いが香った。香水でもないのに良い匂い。

ってか軽。ちゃんと食ってんのか？
と言っても筋肉はある方だと思う。多分。




宿舎に連れて行きベッドに横にする。

ごろんと寝転がって腹が見えてる。やっぱ馬鹿だ。お腹壊してトイレに閉じこもってろクソ。






「……まじで死ね。」





人が理性抑えてる中呑気に寝やがって。お前なんか今にでもあれだからな。バーカ！！



…ふん。誰がやるものか。


そう思って部屋を出ようとした。







『くがぁああ……ふごぉおお……ふごご…』




…でもなんかこいつの顔見たらムカついてきた。



上の服を脱いで同じベッドに入る。
頭の中俺でいっぱいになっちまえば良い。




布団を被せて後ろから抱き締める。酒くさ、じじいかよ。



…こ、こんな事するのは柄じゃねーし。


一発蹴っ飛ばして眠りについた。

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