215話 ページ46
「裏切られた、って……そんなにやりたかったんやったら混ざればええやん、大先生」
「は！？確かにヤりたかったかったけど嫌やわシャオロンと一緒とか！」
『へ？シャオロン居った方が楽しくね？第一、私そんな上手くないし……』
「Aは下手でもええねん！！俺がリードするんやから！！」
『え、それってサンドバッグ代わりってことやん……』
うわぁ……と小声で言ったAを無視して、大先生が傍聴者へ向き直る。
元々食堂に居た面子は、話の流れで何があったのか大体把握したようだった。面白がるようにニヤニヤしている者、コネシマと同じ様に怒った顔をしている者など様々だ。
「で、どうだったんすか？昨晩は」
「おい裁判長？」
私情を挟む裁判長に一瞬ヘイトが向くが、誰もが聞きたがっていたことなので次第に視線はシャオロンとAへ移って行く。
こちらを見つめる瞳たちに、恥ずかしそうにしているA。
『えぇ〜……それ言わなあかん？』
「ふふ、Aが恥ずいんやったら俺が言ったるけど？」
『それもそれでやだ！！』
「かわえ〜っ」
『煽んな！！！』
「……イチャイチャすんな」
地底から這いずる様なロボロの低音で「ひっ」と肩を揺らすシャオロン。
そういえばDTたちが全く発言していない。さりげなくショッピが様子を伺う。
……が、最初に見たトントンが既に人5人殺れそうな目をしているのを見て、他二人は見ないでおこうと決めた。
『まぁ、色々やったで？余裕やったけど』
「嘘つけ、半分泣きそうやった癖に〜」
『うっさいなぁ……久しぶりなんやから手加減してやって言ったやんかっ！』
「それ聞いて本気で優しくする奴おりゅ？？」
またイチャイチャの雰囲気が流れ始める。でかでかと中指を立てるコネシマ。
それを見たAが、理解不能とでも言うふうに首を傾げる。
『なんや、皆そんなにやりたいんやったら今夜全員でやるか？』
「…………あ？」
『ひえっ』
チーノが意図せずドスの効いた声を上げた。
極道も裸足で逃げ出しそうな迫力と目つきの悪さに怯えるA。
『えっ、なんでなんで！？なんでシーンとするん！？皆嫌いやないやろ！？』
「そ、そりゃまぁせやけど……それ、A保たないやろが」
『はぁ？なんで私が下になる前提なん！？』
「上に立つつもりなん！？」
『は！？ナメとんの！？』
気ぃ悪っ！！と眉間に皺を寄せる。
いやナメるとかじゃなくて……と頬をぽりぽり掻く大先生。
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774号（現在稼働中）(プロフ) - レモンライムさん» 閲覧、コメントありがとうございます！こんな長い内容読んでくださって嬉しいです……！夢主のことも可愛いと言ってくださりありがとうございます！励みになります！！ (2022年12月17日 7時) (
レス) id: a4d1e34ed0 (このIDを非表示/違反報告)
レモンライム(プロフ) - 題名に惹かれここまで読みました！夢主ちゃん可愛いよ〜〜！応援してます。更新少しずつ頑張ってください！！楽しみに待ってます (2022年12月16日 18時) (レス) @page30 id: 5624762f60 (このIDを非表示/違反報告)
774号（現在稼働中）(プロフ) - 葉山みなみさん» あったりめぇよ！！私も好き！！！ (2022年12月9日 23時) (レス) id: a4d1e34ed0 (このIDを非表示/違反報告)
葉山みなみ(プロフ) - 宣伝！！感謝！！ありがとう！！好き！！ (2022年12月9日 23時) (レス) @page29 id: 299310e310 (このIDを非表示/違反報告)
774号（現在稼働中）(プロフ) - 虹色のしっぽが付いた雪だるまのジャス民は我々だ！さん» 了解致しました、復活させます！最近少し忙しいので、掲載するのが遅くなってしまったら申し訳ございません。 (2022年11月5日 21時) (レス) id: a4d1e34ed0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：774号（現在稼働中） | 作者ホームページ：ざわ……ざわ………
作成日時：2022年9月5日 3時
