213話 ページ44
※あくまで健全です。健全です。(大事なことなので2回)
ーー
幹部たちも皆寝静まった深夜。
要塞内のその一室だけ、煌々と明かりが灯っている。
中からは、二人の男女の声。
『ちょ、待っ……んんんっ』
「…はは、Aざっこ」
『う、っさ……このぉ……』
「ふふ、生意気な悪い子にはこう、やな」
『ひあっ！？……ばか…あほっ……』
「くそざこA、かぁわええ〜♡」
そのまま、その部屋には夜通し灯が灯り、漏れ出る音は止まるところを知らず廊下へ響き渡っていた。
ーーー
『っあ“ぁ”〜〜〜〜腰がいてぇ〜〜〜〜』
喉もめっちゃ痛ぇ。
翌朝、シャオロンの部屋から出てきたAが、ガッスガスの声でそう唸っていた。
その後ろから顔を出し、申し訳なさそうに顔の前で手を合わせるシャオロン。
心なしか機嫌が良さそうだ。
「ごめんな？Aが可愛いすぎてつい…」
『いや許されへんて！やり過ぎやほんまもぉ、手加減ってしらんの！？』
「んふふ、知らんなぁ」
『……さては反省してへんやろお前！！！』
この！！！と左アッパーをかますAと、それにきゃ〜と悲鳴をあげるシャオロン
………をチベットスナギツネの目で見つめる大先生とゾム、コネシマ。
「………お前ら、絶対許さへんからな」
「『ふぁっ！？』」
聞いたこともないようなドスの効いたゾムの声に、拳を交わしていた2人が驚いて振り返った。そこだけ雪が降っているようなスナギツネ3人を見て、頬を引き攣らせる。
「え、なになにどうしたんすか御三方……」
『ハシビロコウみてーな顔…』
やだ私たち怖い！と手を取り合ってスススス……と距離を取っていく仲良さげなシャオロン、Aに、スナギツネーズの周りの温度は絶対零度を下回った。
「……マジでさぁ………お前ら、深夜なのに随分と元気やったな？」
腕を前で組みながらおよそ仲間に向ける目ではない鋭さの視線を送ってくる大先生。
それに、ちょっと首を傾げた後シャオロンはポンと手を打った。
「あー……もしかして音とか声、漏れとった？」
『あ、そう言うことか！それはマジでごめんなぁ、久しぶりでちょっと盛り上がってもうて…』
「………マジでふざけんなやお前ら！！！しかも初犯じゃないんかい！！」
すまなそうにしている2人にコネシマが吠える。
驚いてビクッとするAに、一瞬申し訳なさそうにしたコネシマだったが、気を取り直してまたこちらを睨み始めた。
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774号（現在稼働中）(プロフ) - レモンライムさん» 閲覧、コメントありがとうございます！こんな長い内容読んでくださって嬉しいです……！夢主のことも可愛いと言ってくださりありがとうございます！励みになります！！ (2022年12月17日 7時) (
レス) id: a4d1e34ed0 (このIDを非表示/違反報告)
レモンライム(プロフ) - 題名に惹かれここまで読みました！夢主ちゃん可愛いよ〜〜！応援してます。更新少しずつ頑張ってください！！楽しみに待ってます (2022年12月16日 18時) (レス) @page30 id: 5624762f60 (このIDを非表示/違反報告)
774号（現在稼働中）(プロフ) - 葉山みなみさん» あったりめぇよ！！私も好き！！！ (2022年12月9日 23時) (レス) id: a4d1e34ed0 (このIDを非表示/違反報告)
葉山みなみ(プロフ) - 宣伝！！感謝！！ありがとう！！好き！！ (2022年12月9日 23時) (レス) @page29 id: 299310e310 (このIDを非表示/違反報告)
774号（現在稼働中）(プロフ) - 虹色のしっぽが付いた雪だるまのジャス民は我々だ！さん» 了解致しました、復活させます！最近少し忙しいので、掲載するのが遅くなってしまったら申し訳ございません。 (2022年11月5日 21時) (レス) id: a4d1e34ed0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：774号（現在稼働中） | 作者ホームページ：ざわ……ざわ………
作成日時：2022年9月5日 3時
