200話！ ページ32
「気をつけてな」
『もう、幾ら久しぶりにヒール履くからって流石に転ばんて……あっ』
先に降車したオスマンとシャオロンが、どこか危なっかしい動作のAに声をかける。
『大丈夫』と豪語しておいて、言われた側から段差でつまずくA。
「うあっ！？」
「ちょっ……！」
思わず、二人同時に手を伸ばす。
ぽふっと気の抜けた音がして、二人分の腕の中に綺麗にAが収まった。
『わ、ごめんありがと』
「っ…もおおおぉ………なんでそんな転べるん……？？」
『や、今のはちゃうねん！！』
「何がちゃうん？」
『えと……今のは……あれや、風！風が吹いたんや』
「本当いつまで経っても5歳児なんやから。ほらいくで」
ため息をついてAの手を引くオスマン。
ちゃうもん……と不満げな表情をするが、シャオロンも取り合わずニヤニヤしながら煽るだけだった。
「ぷくく、5歳児のAさんそこ段差あるで〜」
『うっさい、見えとる！！！』
「いやぁ慣れへんヒールなんて履くから転んでまうやないですかねぇ……」
『慣れとるもん！！』
「あれれれれ？？？じゃあさっき転びかけてたの誰なんやろなぁ？？」
『……』
終いには無言で拳が飛んできた。
「痛ぁ……」
『シャオロンのバカ！！』
頬を膨らませて拳を握り締めるA。動作は可愛いがシャオロンの頭にはちゃんとたんこぶができている。「結構本気で殴ったやろお前……」とシャオロン。
「…ちょっと、ここ一応他国なんやからあんま喧嘩しんといてや？我々国の評価下がったらどうすんの」
『あ……ごめん』
見兼ねたオスマンが釘を刺すと、Aが少し大人しくなる。それでもっと調子に乗ったシャオロンがすぐさま煽りに回った。
「せやで〜？だからAは5歳児やねん」
『はぁ！？！？もやし！不人気ポメ！！！(とんでもねぇ悪口)！！！！(自主規制)！！！』
「こらっ！お口悪い！シャオロンも煽らんで！！」
『「チッ……はぁ〜い……」』
舌打ちまでシンクロさせて不貞腐れ、同時にそっぽ向く2人を苦笑して見るオスマン。
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774号（現在稼働中）(プロフ) - レモンライムさん» 閲覧、コメントありがとうございます！こんな長い内容読んでくださって嬉しいです……！夢主のことも可愛いと言ってくださりありがとうございます！励みになります！！ (2022年12月17日 7時) (
レス) id: a4d1e34ed0 (このIDを非表示/違反報告)
レモンライム(プロフ) - 題名に惹かれここまで読みました！夢主ちゃん可愛いよ〜〜！応援してます。更新少しずつ頑張ってください！！楽しみに待ってます (2022年12月16日 18時) (レス) @page30 id: 5624762f60 (このIDを非表示/違反報告)
774号（現在稼働中）(プロフ) - 葉山みなみさん» あったりめぇよ！！私も好き！！！ (2022年12月9日 23時) (レス) id: a4d1e34ed0 (このIDを非表示/違反報告)
葉山みなみ(プロフ) - 宣伝！！感謝！！ありがとう！！好き！！ (2022年12月9日 23時) (レス) @page29 id: 299310e310 (このIDを非表示/違反報告)
774号（現在稼働中）(プロフ) - 虹色のしっぽが付いた雪だるまのジャス民は我々だ！さん» 了解致しました、復活させます！最近少し忙しいので、掲載するのが遅くなってしまったら申し訳ございません。 (2022年11月5日 21時) (レス) id: a4d1e34ed0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：774号（現在稼働中） | 作者ホームページ：ざわ……ざわ………
作成日時：2022年9月5日 3時
