女王の過去。 ページ12
リドルside
リドル「う……………」
自分の声で目が覚める。
体を起こすと、
リドル母「リドル、何を居眠りしているの!!」
リドル「え、母様?」
なんで、ここに………
リドル母「全く、ここ違いますよ」
リドル「は、はい」
あれ、なんか可笑しい。
なんで僕は家にいるの?
僕はさっきまでAと戦っていたのに、なんで。
瞬きすると景色が変わる。
目の前には顔を真っ赤にした母。
リドル母「なんで母様の言うことが聞けないの!?あんな悪魔のような食べ物を食べてしまうなんて………」
違う、これは過去だ。
僕が過ごした、大嫌いな過去。
リドル「母様、聞いて_____」パンッ!!!
頬に痛みが走る。
リドル母「黙りなさい。ああ………もっと管理をしっかりしなくては………」
また、景色が変わる。
目の前にはトレイのお母様とトレイ。
顔を真っ青にして謝ってる。
すると、
「リドル………?」
シルク「おいおい、何騒いでんだァ?」
遠くから歩いて来たのは、いつかのAとAのお母様。
シルク、と言う人だ。
リドル母「貴女には関係ありません」
シルク「ひでー言い様だなァ、ローズハート。さすが金持ちは上を見てるってだけある」
リドル母「なんですって!?」
シルクさんと母様が喧嘩をする。
それを止めたのは、
「やめてよ、母さん」
Aだった。
「私、こんな嘘つきと友達じゃないし」
Aの目は冷たく、ゴミを見るような目だった。
リドル「え………?」
「そうだよねぇ?この前、私言ったでしょう?」
いつの間にか今のAに変わって僕に近づく。
「私の言うことに動揺して、表面の言葉だけで取り繕って。そんなの、友達って言えるのかなぁ?」
クスクスクス。
リドル「やめて、」
「そうだよね?嘘つきな友達なんて友達って言えないんだよ?」
リドル「やめろ!!!」
僕は堪らずうずくまった。
Aの言葉がひとつひとつ、心に刺さる。
これはきっと、Aの僕に対する怒りなんだ。
僕が何もしなかった報いだ。
ごめんなさい……………
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輪切りナタデココ - しゃけさん» ありがとうございます!続編書いたのでよろしければどうぞ! (2021年1月2日 17時) (レス) id: 9ee03643ba (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ - 初コメ失礼します!もう、、、好きです(唐突)泣きますねこれ、、、パソコンの前で一人突っ伏してます()今後も楽しみにしてます! (2021年1月2日 15時) (レス) id: 582fe3c907 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - 輪切りナタデココさん» アッ(さーせん)ウッス (2021年1月1日 22時) (レス) id: 023bb29577 (このIDを非表示/違反報告)
輪切りナタデココ - ゆゆゆさん» あらゆゆゆさん。コンパスの方はまだかしら?(見てくれてありがとうございます(土下座 (2021年1月1日 21時) (レス) id: 9ee03643ba (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - え、なt……ナタttデココさん!??(日本語大事)いや待ってあのう、(?)これずっと見てて(?)なんかもう夢主ちゃんの思いが辛すぎて(?)いや…え、あ大好きです(????????)泣いてます。悲しすぎて(話が)ありがとうございます(?) (2020年12月30日 1時) (レス) id: 023bb29577 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:輪切りナタデココ | 作成日時:2020年12月12日 19時